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マリアビートル (角川文庫)

マリアビートル (角川文庫)

マリアビートル (角川文庫)

作家
伊坂幸太郎
出版社
KADOKAWA
発売日
2013-09-25
ISBN
9784041009772
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フワちゃん「ブラピが伊坂に寄せてきてる!」伊坂幸太郎氏の『マリアビートル』が、ブラッド・ピット主演でハリウッド映画化!

 伊坂幸太郎の代表作の一つ『マリアビートル』が、ハリウッドで映画化(ブラッド・ピット主演)された。タイトルこそ『ブレット・トレイン』に変更されているが、ストーリーは意外なほど原作に忠実だ。以前から『マリアビートル』を熱烈応援してきたフワちゃんは、この日、伊坂と初対面でテンションもマックス! 『マリアビートル』&『ブレット・トレイン』の魅力を熱く語り合った。

取材・文:吉田大助 撮影:干川 修

映画『ブレット・トレイン』ポスター

『ブレット・トレイン』は、想像していたよりも『マリアビートル』だった

フワ はじめまして、フワと申します。よろしくお願いします! お会いできて嬉しすぎます。伊坂さんのことが大好きです!

伊坂 (笑)。いろんなところで応援してくださって、ありがとうございます。お会いできて嬉しいです。今日、フワちゃんさんに会うことを言ったら、息子に、「フワちゃん、父さんみたいな普通のおじさんとしゃべるの困んないかな?」と言われちゃって、何だか申し訳なくて。

フワ あははは!(笑) お父さんは、あたしが唯一進んで「さん」付けする、すごい人だよ!(笑)

伊…

2022/7/26

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「ずっと追い続けてきた小説の可能性――伊坂幸太郎の20年」特集番外編

20年間、変わらない外見 それ以上に変わらない「実験を続ける」作家スタンス

編集 I

 伊坂幸太郎さんのデビュー作の『オーデュボンの祈り』が刊行されたのは、2000年12月。今年2020年は、伊坂さんの20周年イヤーだ。伊坂さんの『ダ・ヴィンチ』初登場は、2001年4月号(3/6売)。『ダ・ヴィンチ』は、毎年の年末号で「来年の隠し球」を各版元に取材するのだが、2000年末に新潮社の新井さんから注目の新人作家として推薦されたのが、伊坂さんだった。年始に『オーデュボンの祈り』を手に取り、その不思議な読み心地に魅かれ、インタビューを申し込んだのだ。

 その後も新作の刊行や映像化のタイミングで取材させていただくことが多かったので、20周年テーマの本特集では、そうしたバックナンバーの記事をベースに伊坂さんにインタビュー、そのときどきの発言を振り返り、現時点から当時の自分を分析してもらった。当該号の写真も掲載しているのだが、伊坂さんの風貌はほとんど変化がない。ヘアスタイルも体型もほぼ変わらず、お好きなファッションもずっと同じなのではと思う。

 でも、同じなのは外見…

2020/7/14

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マリアビートル (角川文庫) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

ヴェネツィア

今までに読んだ伊坂幸太郎の小説の中では最も荒唐無稽。あるいは、伊坂幸太郎の小説というのは、むしろこうしたものが主流なのか。エンターテインメント小説としては、軽快でありつつ、悪意に操られる通常の人間の限界をも思う。人は誰もが自分の自由意志でと思うものの、多数に操られているのか。実はそうなのだろう。それが伊坂の慧眼であるのかもしれない。また、物語の推進力はなかなかのものだ。なお、大団円は唐突の感がいなめなかったが、『グラスホッパー』を先に読んでいなかった故であろうか。伊坂作品の評価については保留か。

2017/07/02

ehirano1

グラスホッパーの続編(しかも約600ページの長編!)ということで否が応でもテンションが上がりました。悪党というかアサシン(元アサシンを含むwww)とサイコパスどもの躍動ぶりに目が行きがちですが、「2種類の悪」がメタとして描写されていたことがとても印象的で、著者の「魔王」や「モダンタイムス」を彷彿させるものがありました。

2023/01/07

青乃108号

ハリウッドで映画化、とニュースで知って【この作家の本はもう読まない】と決めたのに読んでみたくなった。何だ。やっぱり面白いじゃないか伊坂幸太郎。新幹線の中に殺し屋がいっぱい。笑える場面も多々あり、登場人物も魅力的。七尾に木村に蜜柑に檸檬に王子。絶対許せない奴が中に1人いたが最後は思わぬ人物に(多分)こらしめられてスッキリ。ただし登場人物が多い小説という制約上、章が変わり人物が交代する度に、全体としてのストーリーの流れ・スピード感が削がれるのが残念。この辺は表現の方法としては映画の方が上手く語れるだろう。

2022/09/09

hit4papa

個性的な殺し屋たちが繰り広げる群像劇です。「殺し屋シリーズ」として、『グラスホッパー』から時系列としてつながる作品で、『グラスホッパー』のその後の出来事への言及があったり、(生き残った)キャラクターたちが再登場します。あれから、六、七年経過しているという設定です。舞台は東京から宮城行きの新幹線。この閉鎖空間において、殺し屋たちの組んず解れつする様が描かれます。本作品の自分のお気に入りキャラは、他の読者もイチオシするであろう蜜柑。すべからくトーマスと仲間たちから箴言を得るというトンガリ方が、愉しいのです。

2020/07/05

ポプラ@むいちゃんとペア画中🌴🌨️

グラスホッパーの続編でページ数は多いですが、それでもメチャクチャ読みやすかった。新幹線の中だけが舞台の殺し屋のお話ですが、ある意味密室化してる中での殺し屋連中のやり取りがすごく面白かった。こんなに次々殺し屋が出てきて、どうすんのよ~(笑)って感じでしたが、個性豊かないろんな殺し屋達それぞれ味があって、読んでて、殺し屋なのに憎めないなぁ!って気持ちにさせられる。ストーリーにスピード感あるし、ドキドキ緊迫する場面でもコミカル感あり。とにかく会話が面白く、伏線回収も期待を裏切らない怒涛の気持ちよさがありました。

2022/10/23

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