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走ろうぜ、マージ (角川文庫)

走ろうぜ、マージ (角川文庫)

走ろうぜ、マージ (角川文庫)

作家
馳星周
出版社
KADOKAWA
発売日
2014-07-25
ISBN
9784041017791
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走ろうぜ、マージ (角川文庫) / 感想・レビュー

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じいじ

馳星周さんが11年間をともに過ごした、愛犬マージとの最期の94日を綴った実話の物語です。「マージから多くのことを学んだ」と馳さんは述懐する。或る日、マージに「癌」が見つかりました。飼い主の馳さんは、マージのために軽井沢へ転居を決めます。東京にいるころは、筋力が落ちてヨチヨチ歩きだったマージが、てってけと歩きはじめます。見違えるように元気になっていきました。…読みながら、幾たびも胸がじんと熱くなります。犬好きには堪らない感動の物語でした。

2022/07/18

ちゃとら

直木賞を受賞して知った作家。彼が初めて飼ったバーニーズ・マウンテン・ドッグ🐶のマージが11歳で虹の橋に🌈旅立った話し。この犬種に奇形が多い事、悪性組織球症という遺伝的な病を持ち短命だという事を初めて知った。犬たちのストレスを考慮して軽井沢に家を買い、食事にはマトンや馬肉、羊の心臓などの肉を欠かさず、治療にはホメオパシーなども用いていた。並の経済力ではとても飼えない犬。悪化していく病状に一喜一憂し安楽死も考える。己のエゴかもしれないが正解はわからない。腕の中で旅立ったニャン🐈を思い出し辛かった。

2022/05/09

ぶんこ

バーニーズ・マウンテン・ドッグという犬種のメス11歳のマージが、遺伝ともいえる癌を患い、献身の看護をした著者の約3ヶ月間が綴られていました。ところどころ「これは何?」という場面があり、『イネイトのペンダント』『ラジオフライヤー』『ケーナインヘルス』などを検索。著者のマージ愛の強さが伝わってくることばかり。ペンダントをクルクル回すと病気が改善される?思うところはあるけれど、愛する犬のために、良かれと思う事を信じて取り入れているのには感服。これ以上はないというところまで看取ってもらえたマージ、よかったね。

2022/08/01

優希

自分も犬を飼っていた経験があるので、凄く共感しました。同時に最期を看取ったことを思い出します。

2022/02/27

えみ

一つの命を看取る。切なくて悲しくて、本を開いたら最後の一頁まで涙なしでは読めなかった。『少年と犬』で直木賞を受賞した馳星周さんが記録した、悪性組織球症と診断された愛犬マージと過ごした最期の94日間。ノンフィクションだからこそ伝わる、人と犬が共に生きることの意味。一途に愛し、信頼して結ばれた絆の強さ。今朝できたことが、数時間後にはできなくなる。昨日は食べられなかったご飯、今日は食べられた。一進一退のマージの命。その瞬間まで、あなたの生きている理由でありたい。唯々マージの為に…そんな思いが伝わって、また涙。

2020/08/24

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