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カサンドラ

カサンドラ

カサンドラ

作家
桑原水菜
出版社
KADOKAWA/角川書店
発売日
2015-11-02
ISBN
9784041023419
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カサンドラ / 感想・レビュー

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いつでも母さん

お初の作家さん。帯に惹かれて・・がーん!字が小さいし上下二段かぁ。誰が誰の指示でどう動いてるのか。そしての裏切り合戦に私の脳はアップアップ。おまけに原爆?水爆?オー!ノー!だがしかし、読み切ったのだ。しかも面白く。亡き父の影響かシベリア抑留・レッド・パージと来たら途中でリタイアは出来ない。ここまで洗脳やら復讐の為の船ごと特攻には引いてしまうが、哀しいかなあり得たかとも思った。核が、報復にならないための抑止力だと?世界の偉い人の言いそうな嘘っぱちの言葉だ!自分を庇って死んだ友の魂が故郷長崎で安らかであれ。

2016/01/26

マムみかん(*感想は風まかせ*)

ずいぶん前に何冊か読んだことがあるけれど、ほぼ初読みに近い作家さん。 ラノベを書かれている印象が強かったので、イラスト無しのハードカバー二段組にビックリ(笑)。 でも、最後までドキドキハラハラ…面白かったです! 単なる船上の諜報戦だけでなく、アメリカ・ソ連・日本の駆け引き、科学者の良心や嫉妬、戦争で運命を狂わされた人々の想い等々で読み応えありました。 シベリア抑留の話は、いつ読んでも辛い~~(泣)。 今年は、昭和や戦争がキーワードの作品が目立ちましたね☆

2015/12/29

coco

豪華客船で繰り広げられる諜報合戦。アメリカ、ソ連、日本それぞれの思惑が絡み合い、ドンデン返しの連続。疑心暗鬼に苛まれ、敵味方の判別がどんどんできなくなっていく。読み応えたっぷりの一冊でした。戦争に翻弄され、終戦後も戦争の傷跡が深く残る彼らを思うと胸が詰まる。ラストの蓮の花が素敵でした。

2016/04/15

はるき

戦争の傷が未だ癒えぬ時代に起こる豪華客船での諜報合戦。男臭い設定だが、著者が桑原さんなので根底に流れるのは人間の業と情念と絆。ハードカバーで上下二段組の一般文芸。今後の桑原さんの活躍が楽しみ。

2016/05/09

Mina Yamauchi

重い話で読み応えがありました。でも、エンタメですいすい読めました。船上スパイ物。アグライア号の秘密は話が進むにつれ、わかってきたけど、その後も二転三転して、予想を裏切られ、ハラハラしました。主要登場人物がみんな魅力的でした。男同士の悲しい運命、嫉妬が気になる人は、読んで損はないです。

2016/01/06

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