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短歌ください 明日でイエスは2010才篇 (角川文庫)

短歌ください 明日でイエスは2010才篇 (角川文庫)

短歌ください 明日でイエスは2010才篇 (角川文庫)

作家
穂村弘
出版社
KADOKAWA
発売日
2020-09-24
ISBN
9784041026458
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穂村 弘×鈴木晴香の対談イベントが10/19に文喫で開催!「短歌ください」歴代最多掲載記録の舞台裏!?

 歌人・鈴木晴香の第二歌集『心がめあて』(左右社)の刊行を記念して、10月19日(火)に六本木の「文喫」にて、穂村弘と鈴木晴香の対談イベントが開催される。

 鈴木さんが短歌を始めたきっかけは、『ダ・ヴィンチ』の名物連載「短歌ください」。穂村さんが、読者から寄せられた短歌を紹介するそのコーナーで、鈴木さんは歴代最多掲載記録の所持者だという。『心がめあて』にも「短歌ください」掲載作が多数収録されている。

 投稿を通じて、まるで文通のようにやりとりを続けていた鈴木さんと穂村さん。  二人の歌人の奥深い短歌トークが繰り広げられるであろう本イベントでは、さらに参加者から事前投稿を募る「生 短歌ください」も開催決定。お題は文喫の「文」。応募した短歌はイベントで、穂村さんと鈴木さんのお二人に、直々に読んでもらうことができる。  この貴重な機会に、短歌をこれまで詠んだことがない人も足を踏み込んではいかがだろうか。

◆イベント詳細はこちら◆

◆『ダ・ヴィンチ』「短歌ください」への投稿も随時受付中! https://ddnavi.com/davinci/tanka/

2021/10/4

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6年ぶりの待望の文庫版! 穂村弘『短歌ください 明日でイエスは2010才篇』が9月末に発売

 歌人・穂村弘の新刊『短歌ください 明日でイエスは2010才篇』が9月25日に角川文庫から発売された。「短歌ください」の文庫版は2014年の第1弾以来、約6年ぶりとなる。

『短歌ください 明日でイエスは2010才篇』(穂村弘/KADOKAWA)

「短歌ください」は『ダ・ヴィンチ』の人気連載。読者から寄せられた短歌を穂村弘が紹介するというコーナーで、来月発売の2020年11月号で151回を数える長寿連載である。

「短歌ください」は毎月驚くべき数の投稿が寄せられており、その中から穂村弘に選び出された短歌はもちろん秀作ぞろい。本書のサブタイトルも以下の歌から取られている。

「午前2時裸で便座を感じてる 明日でイエスは2010才」 (直・女)

 今回文庫化された親本は2014年刊行の『短歌ください その二』。この文庫版に解説を寄せている寺井龍哉をはじめ、現在プロとして活躍している歌人が、6年以上前、本コーナーに投稿した短歌がさりげなく載っているのも見どころポイントのひとつ。

 実践的短歌入門としても、市井の人びとによる歌集としても、また穂村弘のコメントを楽しむ読…

2020/9/26

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短歌ください 明日でイエスは2010才篇 (角川文庫) / 感想・レビュー

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水色系

どきっとするような歌たち。目のつけどころがユニークだったり逆に当たり前すぎて一瞬で忘れてしまうことを切り取っていたり、そういう才能を感じる。午前2時裸で便座を感じてる明日でイエスは2010歳(P29、自由題)/来年もよろしくと言ったあの人は知らないうちにオムレツの彼方(P56、自由題)/背に乗った妹どかし腕立てを再開したら数えてくれる(P121、自由題)/うつされたあなたの菌をもうすこし飼っておきたい。エサはわたしだ(P174、風邪)/男って女より先に死ぬものね 綺麗になったのに眠ってる(P181、風呂)

2023/03/30

Kazuko Ohta

わ、穂村さんの文庫新刊。笑わせてもらう気満々で手に取りましたが、私はこれまで彼のエッセイばかり読んでいて、短歌そのものが載っている本は初めて読むことに気づく。穂村さんは歌人なのに。泣ける映画が必ずしもいい映画ではなかったりするけれど、怖い映画も必ずいい映画というわけではない。でも怖い歌は必ずいい歌なのだそうです。他の感情よりも人間の深いところに根ざしているからかもしれないという推察になるほど。それにしても選出された歌の作者は皆若い。ジジババおらんし。経験値高い爺婆が恐怖について詠んだらさらに怖い気がする。

2020/09/27

ちぇけら

もうそんな傷だらけにはならずとも宇宙の砂は持って帰れる。『短歌ください』シリーズはものすごく好きで、ダ・ヴィンチでも読んでいるのにまた読んでしまう。それは三十一音の定型があるからで、また投稿作品ならではの定型の崩壊があるからだ。誰かの目や思考をとおして型に流し込まれた音たちは、どんな天体よりも眩しい。この本のなかでは、川上渚さんの「男って女より先に死ぬものね 綺麗になったのに眠ってる」がいちばん好き。「ラブホテルでの一首」らしいです。短歌でなければ別に聞きたくない情景も、〈定型〉がそれを詩にするのだ。

2021/01/10

ケー

ダ・ヴィンチの連載をまとめたもの。サブタイトルが秀逸すぎる。 投稿に対する穂村さんのコメント、解説も温かく、そして的確。自分も投稿しようかな。

2022/12/18

ゆう

図書館で短歌のコーナーができていたので。あまり短歌や俳句にはかかわってこなかったのですが、投稿式のものとあって、テーマにそった短歌がまとめてあり読みやすかった。一つ一つの短歌の後に穂村さんの解説というか、感想があるのもよき。

2021/03/08

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