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真紅の人

真紅の人

真紅の人

作家
蒲原二郎
出版社
KADOKAWA/角川書店
発売日
2015-02-27
ISBN
9784041027363
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ジャンル

真紅の人 / 感想・レビュー

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ren5000

舞台は関ヶ原後の大坂冬の陣夏の陣の話で真田信繁の家臣になった佐助という少年が主人公です。個々に出てくる周りの人々のキャラがよく敵キャラもそれぞれ生きるために一生懸命なのが伝わってきました。戦国時代ものを読んでいる堅苦しさもなく厚い本なのにさくさく読み進められました。終わりかなと思ったところでのサプライズも良かったです。初読みの作家さんですが他の著書も読んでみたくなりました。

2015/12/28

mushoku2006

本著が初の歴史小説ということでしたが、 歴史考証は緻密で、ストーリー展開も破綻なく、キャラ設定も上手い、 かなりの長編だったんですが、 全然飽きることなく、面白く読めました。 本著の特徴には、 主人公が貧人(非人)階級に流浪の末に流れたとされたこともあります。 お陰で当時の貧人(非人)の人たちがどのように暮らしていたのかが勉強になりました。 その辺が描かれた作品は珍しいと思うので、 その意味でも読み応えがあります。

2015/05/07

Ryuji

★★★★☆大坂の陣を舞台にして、石田三成の遺児・佐助(架空の人物)を中心に描いた小説。ストーリーそのものはとても面白いのだが、佐助はいわゆる「猿飛佐助」のことなのか?隆海坊(準主役の僧)は「舞兵庫」のことなのか?磯貝玄播とは一体誰なのか?ということが気になって気になってしょうがない小説でした(結局最後まで分からず・・・)。主役級の登場人物はほぼ架空(真田信繫父子は別)でストーリーも創造でしょうが、冬の陣での真田丸での攻防や夏の陣での道明寺の戦いなどは良く研究しているなと感じた。

2017/07/03

月並

文体は歴史小説なのに、登場人物がマンガっぽかった。合戦のところは展開が気になる余りにどんどんページを進めてしまった。

2016/07/24

こずえ

先月読了。和田竜さんに代表されるネオ歴史小説(テンポよい内容、読みやすい文体、映像的な展開やキャラクター)が好きな方は必読。厚みのある造りの本ですけどぐいぐい読めます。面白かった…!大河に合わせて文庫にならないかしら…

2015/08/26

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