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ものづくり2.0 メイカーズムーブメントの日本的展開

ものづくり2.0 メイカーズムーブメントの日本的展開

ものづくり2.0 メイカーズムーブメントの日本的展開

作家
宇野常寛
岩佐琢磨
大西裕弥
小笠原治
川口盛之助
小西哲哉
近藤玄大
田子學
根津孝太
山浦博志
出版社
KADOKAWA/角川書店
発売日
2015-07-09
ISBN
9784041029923
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ものづくり2.0 メイカーズムーブメントの日本的展開 / 感想・レビュー

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Kentaro

ヤクルトの海外での販売はヤクルトレディが有名だが、ここにきてDANONEのダノンレディというのが登場した。ボトムアップ型のサービスの強さを理解したら、財力と組み合わせて一気にシステムをつくり始めた。しかも、DANONEはマイクロファイナンスで有名になったグラミン銀行と合弁企業をこしらえて、グラミン・ダノン・レディに仕立て上げている。 日本人が天才性を発揮して生み出した「ガラパゴス」なサービスが、むしろ向こうの頭のいい連中の方が先に気づいてシステム化してしまい、ヤクルトレディは今まさに苦境に立たされている。

2019/12/13

kana

広報という仕事が好きなのは、こういうプロダクト愛溢るる人たちの熱い想いを聴くのが好きだからなんだと改めて自覚。近頃俄かに、DMM.make AKIBAとの接点が増え、興味が湧いた本です。Webサービスのようにリアルなプロダクトをゼロから作り、独立できる世の中はとてもいい。《世界中の1万人が「あつ!」と言うようなことが1万個くらい生まれたらいい(略)一つの国で500人くらいに響けばいい》という世界観は現実味があっていい。ドラえもんの秘密道具はこういうところから生まれるのかもしれないと夢が拡がりました。

2015/07/31

みのくま

「もの」を通して伝えられる思想とは何か、という文化的な側面から現代の最先端テクノロジー産業を照射した異色作。何か新しいものを生み出す土壌が大きな転換期に迎えており、その流れは「大企業から個人へ」移行してきているという。それは、今まで大企業により大量生産されていた「もの」に、消費者は合わせるライフスタイルを送ってきた。しかし、今後個人によって製造された「もの」はむしろ消費者ひとりひとりに合わせるものになっていく。そのことは実は「失われたドラえもんの世界」を蘇生させる力を持っている、という事なのかもしれない。

2015/08/23

たいそ

日本のものづくりはなぜ影響力を失ってしまったか。「人間とモノとの関係」「感性に訴える商品」「サービス化、オープン化」「マーケティングの細分化」「シャワー効果」「ゼロからイチをつくる」「マイナスをゼロ、ではなくプラスにしていく考え方」が参考になった。 「実は『売れる』ということが先にあって、『つくれるようになった』が先ではない。」メイカーズムーブメントというのは単純にDIYのことではなくなってきているんやね。

2015/08/25

Iron Patriot

製造メーカーに入っても思った通りのことができない→自分の好きなことをするために起業した、という少し尖った人たちがどのような考えをもっているのかがわかり、刺激になった。(メーカーの内情については同意せざるを得ないのが非常に残念だが・・・) 筋電義手の方たちは、以前にテレビの特集で見たことがあったので、もう起業したとはスピード感・行動力が素晴らしい。日本もまだ捨てたものではないと感じさせてくれる1冊。

2015/08/15

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