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太陽

太陽

太陽

作家
前川知大
出版社
KADOKAWA/角川書店
発売日
2016-02-27
ISBN
9784041034682
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太陽 / 感想・レビュー

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ASnowyHeron

近未来の日本の姿、身勝手な人間心理に心が暗くなるが、示唆に富んだ作品だった。舞台や映画でも公開された作品のようだが、どんな作品になっているのか気になる。読みながら頭にチラついたのが『百年法』。

2016/07/09

りー

近未来SF。同著者が漫画原作をやっていた『リヴィングストン』が好きだったので読んでみる。…が、うーん、中途半端に終わってしまった。俺たちの冒険はこれからだぜ!どころかジャンプで言えば10週打ち切りみたいなもんで、話を広げ切る前に畳んでしまったような物足りなさでいっぱいだ。まあ200頁そこそこじゃここで終わらせざるを得ないけどもっと書くことあったんじゃないの?という感じ。ちょっとがっかり。しかし次回作にも期待。

2016/03/29

Ririko

未知のウィルスによって世界は二分されてしまった。ウィルスに怯えながら変わらぬ日常を過ごす旧人類"キュリオ"。ウィルスを克服し、不老の肉体を持つ代わりに太陽を浴びることができなくなった新人類"ノクス"。初めは疎まれる存在だったノクスだが、次第に立場は逆転し文明を担うようになっていた。そんな中キュリオの若者にノクスになる権利が抽選で与えられる。どちら側として生きていくべきか、メインキャラクターである少年と少女のそれぞれの葛藤と決断がとても良かった。重いテーマだけど少しだけ希望も見える話。良いSFでした。

2020/06/11

はげまる

映画を観て。ウイルスにより人口が半減し、耐性を持った新人類が社会を牽引する近未来SF。語られるのは旧人類側。閉塞された村社会、人間の自分勝手さ、感情のすれ違いの面倒さ、私達は何故こんなにも非合理なのだろうか、と思ってしまうのだが、それは横に置いておいてしまおうと思える。嫌なことが全て、でもない。欠点だらけの私は、幸せを求めるのではなく、自分が幸せだと思える瞬間を作ることを考え続けなければ。映画版は古舘寛治さんが素晴らしかったです。もともとである舞台も観てみたい。

2016/10/13

ひでぞー

夜にしか生きられないノクス、旧人類と化したキュリオ。共存し合いながらも憎しみを抱えたキュリオが、面白半分に起こした事件が一つの集落を壊滅的な状況に追い込む。ノクスに憧れる主人公 鉄彦と村の再建を第一に考え、ノクスを憎む結。 そこに壊滅の原因となった事件を起こした男が帰ってきて... 劇団イキウメさんの代表作で、ちょうど映画も公開された作品。なんやかんや言うて、引き込まれた作品です。映画も神木きゅんなんで見たいなぁ~

2016/04/21

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