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不惑のスクラム

不惑のスクラム

不惑のスクラム

作家
安藤祐介
出版社
KADOKAWA/角川書店
発売日
2016-03-30
ISBN
9784041039021
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不惑のスクラム / 感想・レビュー

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おしゃべりメガネ

近年「五郎丸」選手ですっかり話題になった日本代表ラグビーですが、今作はそれに触発されたかのような見事なラグビー小説で、ラグビーを知らない&興味がない方でも、人間ドラマとして十分に楽しめる作品になっています。おちゃらけた作風ながらも、しっかりとした人間ドラマを描かれる安藤さんの真骨頂および新境地とも思える作品で、しっかりと身に染みてくる深いヒューマンものでした。40の‘不惑’を超えたオッサンたちが日常の仕事や家庭に不安や悩みを抱えながらも、ラグビーにひたすらうちこみ、熱中しアツくなる姿にココロうたれました。

2016/04/16

ユザキ部長

「そうか。その気持ちも、もっともだ。当事者にしか分からないこともある」よく口にする言葉のひとつだ。「生きてなんぼだ」とも言ってくれた。タイムスリップは出来なく、何が正しくて、全てが丸く収まるワケない。ただ明きらかなのは、なるようにしかならないって事。みんなラグビーが好きなだけ。端数の人生。生きてる幸せを感じたら何だって出来る。老いてなお、やんちゃであれ、ヤンチャーズ。グラウンドで会おう!

2017/06/25

ウッディ

人生に絶望し、死に場所を求めてたどり着いた河川敷で、40歳以上のラグビーチーム「ヤンチャーズ」と出会った丸川。年齢もラグビー技術も仕事も違うメンバーたちに巻き込まれ、生きる意味を見つけた彼は、人生を取り戻せるのか? "One for all, all for one""No side" ラグビー精神は、人生に通じるものがあり、事情を抱えながらも、ラグビーに汗を流し、ユーモアで豪快に笑い飛ばすメンバーの姿は爽やかでした。「トライしたことがある人生は違う」という言葉と彼のキックパスは、心に染みました。

2022/08/18

みかん🍊

号泣はしなかったけど、やっぱりほろりと泣けました。死を決意して河原を歩いていた丸川の前に転がってきたラクビ―ボール、それは40過ぎのおっさんたちの不惑のチーム江戸川ヤンチャーズのこぼれ球、高校時代ラクビーをしていた丸川はチームに引き入れられる、40代は不惑ではなく様々な悩みを抱えている、そんな彼らの平日の仕事人としての心情や現状を交えて、ラクビーを通じての丸川の再生物語、ラクビーは殆ど分からないけど、ラクビー好きの人もそうでない人も楽しめる作品。

2016/05/10

とし

不惑のスクラム。初読みの作家さん、NHKのドラマにもなっていたんですね、観たかったです残念です。ワンフォアオール・オールフォアワン良いですね、胸が熱くなる物語良かったです。

2019/07/18

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