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泣き童子 三島屋変調百物語参之続 (角川文庫)

泣き童子 三島屋変調百物語参之続 (角川文庫)

泣き童子 三島屋変調百物語参之続 (角川文庫)

作家
宮部みゆき
出版社
KADOKAWA/角川書店
発売日
2016-06-18
ISBN
9784041039915
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泣き童子 三島屋変調百物語参之続 (角川文庫) / 感想・レビュー

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yoshida

三島屋シリーズ第三弾。安定した面白さがある。一気に百物語の様相を呈してきた。全六話。どれも水準以上と思う。標題作「泣き童子」の人の因果を感じる恐ろしさは宮部作品らしさがある。「まぐる笛」では「荒神」を連想させた。まぐるの恐ろしさと哀れさ。そして、まぐるの誕生する由縁を知り何とも悲しくなる。宮部みゆきさんの丹念な心理描写が物語に深みを与える。また、作品の創作力に感嘆する。ページ数はあるが、短編集なので区切りのよいところまで読めるので、読みやすい。三島屋シリーズはこれからも楽しみに読み続けたい作品集である。

2018/04/06

酔拳

一作目の「おそろし」二作目の「あんじゅう」にもまして、おそろしい話がそろっていました。神心を大切にしないといけないという昔からのならわしがいかに大切かを思いしらされました。どの話も、恐ろしかったのですが、最後の章「節気顔」に、あの世とこの世を自由に行き来しているという「商人」がでてくるのですが、とても恐ろしく記憶に残りました。「おそろし」の中の「凶宅」という話にも、でてきていました。この「商人」が善人なのか悪人なのか、おちかは考えるのですが、答はでません。続編で答えが出るとうれしいです。

2018/08/07

雪風のねこ@(=´ω`=)

第三作目と言う事もあっておちかの聞き役としての気配りも出来る様になってきたと思う。成長した事もあるが、隣にお勝が控えており心強い事も大きいと思う。語り部も多彩だけどそれに負けず劣らず話も多彩で、おちか自信が怪談語りを聞きに行くという話でさらにお得。泣き童子では聞き慣れた物語の筋なんだけど語り部(著者)の妙でとても真新しく、そして怖く描かれている点が素晴らしい。怖い中でも諫めや教訓となる事が云われており、ホッコリとする読了感である。

2017/09/16

はぐ

怪談話から黒白の間に場面が移ると、ハッと意識が戻る。 聞き手のおちかだけでなく、読者のわたしまで息を詰めて話に聞き入っていたようだ。 相変わらず宮部みゆきさんの書く文章は物語の世界に引き込む力が強くて、丸腰で挑もうものならひとたまりも無い。 せっかく淹れたコーヒーも冷たくなってしまった。 背筋が凍るような恐ろしい話もあれば、最後には心がほっこりするような温かい話もあって、全く飽きのこない一冊だった。

2019/08/08

KAZOO

三島屋シリーズの文庫版での再読3冊目です。この三冊目はかなりバラエティに富んでいて楽しめたことを思い出しました。6つの話があるのですが表題作はあまりに救いのない話でした。いつも主人公が話を聞くのですが今回の中には逆にほかの百物語を歳の瀬に聴く(心の煤を掃うという意味があるようです)ということでその中にはさらに四つの話が収められています。楽しめました。

2019/09/08

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