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ダンデライオン (角川文庫)

ダンデライオン (角川文庫)

ダンデライオン (角川文庫)

作家
河合莞爾
出版社
KADOKAWA/角川書店
発売日
2016-07-23
ISBN
9784041041130
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ダンデライオン (角川文庫) / 感想・レビュー

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nobby

シリーズ3作目にして面白さ更新!廃牧場サイロで発見された胸を鉄パイプで射貫かれた女性の死体。その様はまさに自ら語っていた「空を飛ぶ娘」。途中挟まれる彼女視点の回想と、鏑木捜査班・姫野の幼少期やらビル屋上での焼死体など見事に絡み合う。相変わらず随所にばら撒かれる伏線や設定だが、わざとらしい物と後でハッとする箇所の使い分けが実に秀逸。今回も彼女の真相は分かった気で読みながら、最後やっぱりひっくり返されて脱帽(笑)解説にもあるが本当に無駄なくまとまった読み心地。

2016/09/26

ナルピーチ

鏑木特捜班シリーズ第3弾。廃牧場のサイロで見つかったのは16年前に失踪した女子大生のミイラ化した死体。それはまるで空を飛んでいるように空中に漂う異様な光景をしていた…。巻を追う事にその完成度が上がっていく!今作でも不可思議にしてダイナミックな謎が迫る中、姫野の過去に起きた事件を交えた壮大な人間ドラマを堪能。複数の謎が絶妙に絡み合いクライマックスで鮮やかに融合を遂げる様はお見事!実にレベルの高い警察小説であり本格ミステリとしての質の高さが伺える。河合先生、是非ともこの特捜班の続編を描いてください🙏

2024/03/03

ちーたん

★★★★☆鏑木班シリーズ第3弾!『デッドマン』『ドラゴンフライ』に続く3作目。今回は空飛ぶミイラ死体の謎を追う!密室状態のサイロで発見されたミイラ遺体。被害者は16年前に行方不明になった女子大生・日向咲。彼女は鏑木班の若手刑事・姫野の幼少期の知り合いだった!事件は公安主導で動く事になるのだが鏑木はなんとしても姫野のために事件の真相を暴こうとする!そして新たな開放密室事件と姫野に隠された悲しい過去が明らかに。毎回超常現象のテイストを混ぜながら話をまとめるのが上手!無理があるとは思うけど小説として楽しめた!

2020/01/28

はつばあば

今野さんの隠蔽捜査にも負けぬ河合さんの鏑木班の面々。それぞれ4人の個性の違いに魅力があるんだろうな。人って最初から分かり合える他人など中々いない。だからこそ巻を増す毎に面白くなっているのだろう。?皆さんもそう思ってられるんだ(^^;。今回は姫の伯母様の素顔にも触れた気がして嬉しくなったし、貴公子のような姫の昔の事が知れてお父様の事も理解できて・・。あぁ~次は何を出してもらえるのかしら。出来れば4~5冊まとめて書いて同時出版を文庫でお願いできないものかしら。若いうちは飛べるけれど、枯れた頭に飛び飛びは辛い。

2016/09/06

冴子

鏑木刑事班シリーズ第三弾。今回で姫川の秘密がちょっと判る。遺体の不思議な形がどう明かされるのか、最後まで分からなくて、ワクワクしながら読んだ。双子の設定も逆説的に使われていてすごいな。次はいつ出るのかなぁ、楽しみです。

2017/04/16

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