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Another エピソードS (角川文庫)

Another エピソードS (角川文庫)

Another エピソードS (角川文庫)

作家
綾辻行人
出版社
KADOKAWA/角川書店
発売日
2016-06-18
ISBN
9784041041277
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Another エピソードS (角川文庫) / 感想・レビュー

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buchipanda3

「Another」の外伝。あの事件の結末を知った後、少し張り詰めたものから解き放たれたような感覚で、冒頭のセリフに誘われるように物語の世界へ入っていった。大きな展開は無いが、その分、落ち着いた中に潜む仄かな不気味さとノスタルジックな雰囲気にじっくりと浸る。終盤にはミステリらしい見せ場が待ち受けていて、メインも良かったが、ダイイングメッセージが絡む謎の話も印象的だった。微かに心に引っ掛かっていたあの違和感、それが繋がり、一気に見えてくる切ない物語。何とも心憎い。外伝も楽しめた。そして続編にも期待。

2020/09/26

勇波

『メイ探偵祭:その1』作者の綾辻先生曰く、本書「エピソードS」は外伝的な物であるらしい。なるほど続編にしてみては余りにも物足りんもんね。後書きには『Another2001』なるものを執筆中との事です。そちらに期待。。「想」君の物語になるのかな?にしても鳴ちゃんってこんなに良くしゃべる娘でしたっけ?なんかイメージがちと違うね★

2016/06/21

のり

夜見山北中学の災厄を生き残った「見崎鳴」は夏休みにも奇妙な体験をし、「榊原恒一」に語り始める。別荘地で知り合った「賢木晃也」。記憶が曖昧な幽霊。自分の亡骸を探しながらさ迷い続ける…鳴はそんな幽霊に付き合い真実を追う。そんな中、彼も災厄を経験した夜見北中の元生徒だった過去に闇を感じる。生き残った者の苦しみも深刻。思いがけない展開の連続。さらに3年後の未来もきっと…

2019/02/03

さばかん

Another外伝。  摩訶不思議な幽霊のお話。  不幸で悲しい出来事。  特に何か考えて読んでたわけではなかったので、なるほどねぇ、という呟きが漏れ出たくらいの感想である。  26歳にして、その境地に到達できるのは、少し羨ましくもある。

2016/12/14

扉のこちら側

2016年484冊め。『Another』の外伝だが、「現象」のこと等『Another』を読んでいないと理解できない部分があり、あとがきにある通り続編として読んだ方がだろう。雰囲気はAnother本編とはまだ違っていて、幽霊が自分の死体を探すというホラーよりはミステリ要素が強い作品だった。怖くはないけれど遺体の描写は生々しい。

2016/06/27

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