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木島日記 もどき開口

木島日記 もどき開口

木島日記 もどき開口

作家
大塚英志
出版社
KADOKAWA
発売日
2017-11-02
ISBN
9784041042212
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木島日記 もどき開口 / 感想・レビュー

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Yuki

ものすごく読みづらかったわけでもないと思うのに、読み終わるまでかなり日にちをかけてしまった。木島日記、1作目や2作目はこんなにややこしくはなかったはずだけど。大塚英志作品によく触れてる家人に訊いたところ「この人の作品はだいたい巻が進むと難しくなる傾向にある」んだそうで、そんならしゃーないな。「パプリカ」とか「ドグラ・マグラ」を読んだときみたいな感覚になった。衒学的なところとか嫌いじゃないけど、再読にはエネルギーが要るな。

2018/01/09

miroku

完結。・・・続いていたのか!!

2019/05/31

rosetta

★★★★★早くも今年のNo.1候補に出会ってしまったかも。ドクラマグラとか虚無への供物に通じる奇書と言えるか。折口信夫をメインキャラにした白昼夢のような、ストーリーを追うことだけで息切れしそうな空想力の氾濫。民族学、神話、日本の歴史、貴種流離譚、小栗判官照手姫。澁澤龍彦ばりに自分の大好きな要素が満載。イザナギとイザナミに棄てられた蛭子は何故オイディプスのように父親を殺しに帰って来なかったのか。無人島に一冊持っていく本の候補に入れたい。

2018/02/01

たわらばし

読み終わった。長かった。また盛大にぶん投げてくださった。つらつらぐだぐだした割に、「ふーん、で?」というような終わり方はマダラの終わり方と同じだわ。 んで、人が融合するのは、サイコの終わり方と似てる。…。別に終わらせてくれなくても良かったのに!!

2018/01/06

ナナシ

恐ろしく頭がこんがらがる作品だった。様々な登場人物が現れ、それが二転三転。境目が溶けて色々なものが混ざり合い過去と現在と未来が一緒くたにされて…うん。これはあってはならないものだと仕分けするべき。こんな生者と死者が共にあるような状態はどうにも出来ない。今迄狂人だとか常識外れと認識していた人物が賢者だったり、常識枠の人物が己が何であるか忘れていた愚者だったりと人物の味方が一転する。腰を据えて読まねば中々理解出来ない作品だった。いくつもの物語の因子が主導権を争っている。

2017/12/15

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