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山の霊異記 幻惑の尾根 (角川文庫)

山の霊異記 幻惑の尾根 (角川文庫)

山の霊異記 幻惑の尾根 (角川文庫)

作家
安曇潤平
出版社
KADOKAWA
発売日
2016-07-22
ISBN
9784041044766
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山の霊異記 幻惑の尾根 (角川文庫) / 感想・レビュー

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ネムコ

「赤いヤッケの男」を再読して、安曇潤平熱に火がついてしまいました。今回は山でのいや~な出逢いが多かった。気さくな女性登山者が一夜で人格が変わってしまったり、登山路で人形を乳母車に乗せた男に追いかけられたり、死神のような男に付きまとわれたり。でも一方で遭難で亡くなった友の息吹を感じたり、仙人のような犬に出会ったりも。特にラストの「息子」は、グッときます。単行本にはなかった「文庫版あとがき」と解説もお得感がありました。さあ、次は「黒い遭難碑」だ!

2018/05/08

ネムコ

勢いがついてしまって、もう一冊安曇さんの本を再読。登山にまつわる不思議な話、怖い話。中でも「豹変の山」「赤い靴」がこわい。

2019/10/07

cao-rin

安曇さんの登山怪談、「赤いヤッケの男」に続いて2冊目。怖さは「赤い…」のがずっと怖かった。そもそも登山のウェブサイトを主宰している方、山々の描写がとにかくお上手である。怪談としては少し物足りなかったかな。でも「息子」のような話には胸が熱くなる(;_;) 全体を通して優しい文体に好感が持てる。

2017/10/20

やっちゃん

よく知ってる山が出てくるので話に入りやすい。R岳など何故か実名を隠す山を予想するのも楽しかったりする。深田久弥が出てきたのはほっこりした。山のテントの中で読むのはオススメしない。怖い。

2020/10/07

瀧ながれ

怪談集。街と陸続きなのに山は異界だなあと、ゾクゾク怖くなる。と同時に、季節ごとに変化する風景の美しさ、厳しさが丁寧に描かれているのも魅力だ。登山の楽しみのカケラをいただいた気がする。怪談らしく恐怖の由来がはっきりしない話が多くて、もしかしたら近所の山ででも、自分もコレに出会うかもしれないと思ってしまう怖さがあるが、「鹿乃牧温泉」「終焉の山」「仙人の山」には、こんな不思議なら出会ってみたいと思う神秘を感じた。

2019/08/14

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