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こどもの城殺人事件 (角川文庫)

こどもの城殺人事件 (角川文庫)

こどもの城殺人事件 (角川文庫)

作家
ヒキタクニオ
出版社
KADOKAWA
発売日
2016-10-25
ISBN
9784041046418
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ジャンル

こどもの城殺人事件 (角川文庫) / 感想・レビュー

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いつでも母さん

17才って、今どきの17才って・・イヤ~な感じで読み終えた。美しく頭のキレる男子の秘密ってだけで十分にそそられるのだが、ちょっと哀しすぎやしないか?親ってなんなのだろうね・・とも感じてしまうし。平凡な17才だった私の頃には考えられない・・平成の今だから不思議ではないんだろうか。周平と盛刑事とのやり取りよりも、亜子に寄せる盛刑事の姿が良かったなぁ。それにしても聡吾の最期の姿は凄すぎだと思う私は、時代に置いて行かれているのだろうか?

2016/12/16

papako

今度は『虞犯少年』ですか。『触法少女』と同じ構成でした。女刑事の盛と、後輩の小見山が、今時の高校生を必死に理解しようとし、その結果思いがけない事実にいきあたり、そして取調室の中の秘密にする。伏線はあったけど、わからなかった。『クローゼット』って言い方は初めて知りました。亜子に対する残り三人の扱いが嫌だったけど、その結果が真実の解明につながってよかった。イチジクカンチョウかぁ。2人はどんな気持ちで聞いていたんだろう。ラストは盛刑事のナイス判断でした。切ないお話でした。

2020/06/19

ナミのママ

「こどもの城」はなかったけれど、私も高校時代の遊び場が渋谷だったので、懐かしさもあって手にした一冊。『触法少女』の作家さんだとあとから気がつきました。今どきの高校生の「悪」見本のような主人公。その姿が忘れていた何か思い出させるように、ドキドキ?ワクワク?ハラハラ?刺激的でした。事件もやっていることも「悪」なのだけど、なぜか綺麗に見えてしまうのは私だけかな。『触法少女』は刺激的ながらさらっと読んでしまったのですが、こちらの方がずんと響いてきました。刑事たちの会話も面白かったです。

2017/01/18

ちょこまーぶる

次のページの展開が気になって仕方なかった一冊でした。読みながらの展開のワクワク感と高校生達の悪だくみと言動の恐ろしさの両面を感じることができて、楽しめながら読み終えましたね。そして、女性刑事の盛刑事の取り調べの場面などでの強さの中に存在している優しさも感じることができましたね。それにしても、この話に登場する高校生の犯罪捜査を攪乱する知識が豊富で、今の高校生に対してどこまで信頼をして良いものか?って感じてもしまいましたね。皆がみんな、こんな高校生ではない事を信じます。

2019/06/03

きっしぃ

高校生の裏表。学校、家庭ではいいこ。裏では恐喝、詐欺、コカイン…7人グループのリーダーだった聡吾が殺されて、メンバーの本当の顔が徐々に明らかになっていく。「触法少女」の作家さんなのでどんでん返しを期待してしまってたので、明らかになる真相は正直予想内、というか既視感…。伏線もわかりやすかったかな。警察官の盛さんは好印象なのでシリーズ化したら面白いかも♪

2017/05/12

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