KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

虹を待つ彼女

虹を待つ彼女

虹を待つ彼女

作家
逸木裕
出版社
KADOKAWA
発売日
2016-09-30
ISBN
9784041047521
amazonで購入する

「虹を待つ彼女」の関連記事

劇場型自殺事件を起こした女性の謎に迫る、有能研究者。第36回横溝正史ミステリ大賞受賞作『虹を待つ彼女』に絶賛の声続出!

『虹を待つ彼女』(逸木裕/KADOKAWA)

 2016年9月30日(金)に発売された、第36回横溝正史ミステリ大賞受賞作『虹を待つ彼女』が大反響により発売から一週間で早くも重版されることが決定した。  ドローンを使って渋谷を混乱に陥れる衝撃的なシーンで幕を開ける同書は、死者を人工知能化するプロジェクトに携わることになったひとりの研究者が、劇場型自殺事件を起こした女性の謎に迫るミステリー。イラストレーター・loundrawが描き下ろした美しい装幀も好評を博し、発売直後から大きな話題を呼んでいる。loundrawは同書に対し、「実際に手にとって、物語を読んで、それからカバーを外して眺めてほしいです。僕は感動しました」とコメントしている。さらに、書評家・評論家・書店員からも続々と絶賛の声が届く。

本書をミステリだと限定してしまうのは、勿体なさすぎる。私は個人的に、これは異色の恋愛小説だと思っている。その、異色、の部分が上質なミステリなのだ、と。(中略)本書は、極上の恋愛小説と、極上のミステリを同時に味わえる傑作である。吉田伸子(書評家・「本の旅人」201…

2016/10/16

全文を読む

関連記事をもっと見る

虹を待つ彼女 / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

ナイスネイチャ

図書館本。ミステリーと恋愛を絡めた物陰。しかも亡くなった人間を亡くなってから知り、恋愛感情を覚え、人工知能で彼女を甦らせるというちょっと狂喜じみた内容でしたが犯人が誰かも判らなかったし展開も面白かったです。

2016/12/15

いつでも母さん

オンラインゲームなどやったことが無く、ドローンも別の世界の事の様・・未だにガラケーの私にはカタカナが多くて、しかも人工知能?ゲームの中で死ぬ?途中で挫折かと思いながら、囲碁の目黒の執念から工藤の本当の恋に目覚めるあたり誰にも同化はしないのだが見つめる自分がいた。そうか『雨』は君だったのだね・・まぁ、ラストはそうだろうなと思いつつも、いつか(いや、もうそうなのかも)こんな世界になっていくのかと思うと、ちょっと遣る瀬無い。疲れたけれど最後まで読んで、選評で『横溝正史ミステリ大賞』だったと気づく(汗)

2016/11/04

雪風のねこ@(=´ω`=)

良く出来た構成だと思う。伏線もきちんと回収している。ラストは彼が作中で何度も望んでいた事だから、正解だと言える。アイデアも面白い。故人を人工知能で蘇らせると言うのは突飛かもしれないが、ミイラの様に古来より故人を蘇らせたいと言う願いは有った。人間の持つ感情を人工的に創り出すと言う行為も、人の記憶の在り処や意思決定のメカニズムについて新説が出続けている以上、テーマとして存在し続けるものであろう。読み易い分、まだ文章から幼さが感じられる。主人公の様でもあり、彼の開発した人工知能の様でもある。今後に期待したい。

2016/10/30

itoko♪

第36回横溝正史ミステリ大賞受賞作。コンピューター用語に疎いので、人工知能やら理系のストーリーが理解出来るのか不安に思っていたけれど、提示される謎が次々と現れ、引き込まれて一気読み。およそ体温の感じられなかった一人の男がラストに見せた、感情を迸らせる姿が良かった。著者の今後の作品が早くも楽しみ。

2016/11/15

テクパパザンビア

面白かった。ゲームクリエーター、オンラインゲーム、ドローン、AI等々少し苦手な分野でしたが人工知能と恋愛出来るアプリには興味津々。虹の向こうは晴なのかしら…本のタイトルで天地真理が浮かぶ自分に苦笑い

2017/04/03

感想・レビューをもっと見る