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いまさら翼といわれても

いまさら翼といわれても

いまさら翼といわれても

作家
米澤穂信
出版社
KADOKAWA
発売日
2016-11-30
ISBN
9784041047613
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「古典部シリーズの新刊…どれだけ待ち続けたことか!」6年ぶりの最新作で明かされる、奉太郎の過去とは?

※書影は〈古典部〉シリーズ1作目『氷菓』。リンク先は最新刊『いまさら翼といわれても』 「習い性となる」という言葉があるように、習慣は人の性質を作る大きな要素だが、その習慣が始まったのにも何らかの原因がある。その原因は、必ずしも前向きなものではないかもしれない。時には、やる瀬なくてほろ苦い過去の経験が原因の場合もある。米澤穂信氏による「日常の謎」ミステリー〈古典部〉シリーズの最新刊『いまさら翼といわれても』(KADOKAWA)では、主人公・折木奉太郎の性格の秘密、そして、その変化が描かれる。

〈古典部〉シリーズといえば、文庫だけでも累計191.7万部を突破している大人気シリーズ。文化系部活動が活発なことで有名な進学校・神山高校で「古典部」という廃部寸前の部活に入部した男女4人が、学校生活に隠された謎に挑む推理小説だ。シリーズ第一作で米澤氏のデビュー作でもある『氷菓』は2012年にアニメ化され、今なお多くの人を魅了し続けているが、新刊刊行はなんと6年ぶりのこと!「古典部シリーズの新刊…どれだけ待ち続けたことか!」「はやく読みたい!」と、小説ファンもア…

2016/10/3

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いまさら翼といわれても / 感想・レビュー

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へくとぱすかる

発売を待った甲斐がありました。よかったぁ! 四人それぞれの「事件」の、解決までの時間そのものが青春だな、と。ミステリとしても見事。「箱の中の欠落」など、あの伏線に、全く気がつきませんでした。6編それぞれの心理ドラマだけで読んだ価値あり。これまでの世界を掘り下げ、四人が過去に経験した出来事が明らかになるにつれ、人物もくっきり好ましく。ますます古典部ファンになりそうです。

2016/12/03

starbro

2017年の第一作は、米澤穂信の新作!〈古典部〉シリーズは、初読です。今まで読んだ著者の作品(「満願」等)とは、かなりテイストが違いますが、穏やかな元旦の朝に相応しく爽やかな印象、ミステリ風の連作短編青春小説集でした。オススメは「わたしたちの伝説の一冊」と表題作の「いまさら翼といわれても」です。漫研の部員で漫画を描かない部員がいることを初めて知りました。古典部とは、どういった活動をする部なのでしょうか?只管、古典を読んだり、和歌を詠んだり、陰陽師を研究したりするのかなぁ?2017年は上々の滑り出しです。

2017/01/01

カメ吉

今年の1冊目は待ちに待った『古典部シリーズ』最新作。基本的に文庫本しか読まないのですがこの作品だけは例外です。久し振りの4人との再会に懐かしさで一杯です。6つの短編からなる一冊ですが相変わらずのホータローの洞察力には感動します。古典部メンバーのキャラも変わらず安心でした。しかし最後の表題作は今までにない千反田えるの抱える心の内側が表されていた。衝撃的でした。今後の展開が読めない。 ホータロー、頑張れ!えるを救って!と願って止まない結末でした。

2017/01/03

まちゃ

米澤さんの「古典部」シリーズ初読みでした。折木奉太郎、福部里志、伊原摩耶花、千反田える、個性的な4人の部員の過去のエピソードや、将来を示唆する話などミステリというより青春小説という感じでした。卒業や、そして大人になった4人の姿にも興味をひかれました。「古典部」シリーズにそれほど思い入れのない、「満願」のような作品を期待する方には少し物足りないかもしれません。

2017/03/05

だんじろー

米澤先生。古典部4名の素敵なエピソード、ありがとうございます。随喜の涙にまみれて読み終えましたよ。まさに珠玉の短編集。中でも「長い休日」は秀逸でしょ。表題作は、タイトルを見てどんな内容なのか何となく想像できたけれど、なぜ角砂糖はわざわざ用意されたのか、そちらの方が気になりますっ!

2016/12/22

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