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後宮に星は宿る 金椛国春秋 (角川文庫)

後宮に星は宿る 金椛国春秋 (角川文庫)

後宮に星は宿る 金椛国春秋 (角川文庫)

作家
篠原悠希
出版社
KADOKAWA
発売日
2016-12-22
ISBN
9784041051986
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後宮に星は宿る 金椛国春秋 (角川文庫) / 感想・レビュー

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すがはら

女装の少年が主人公というので何となく遠巻きにしてたものの、読んでみたらぐいぐい引き込まれました。皇帝が亡くなり新たな皇太子が立つと、将来の外戚による専横を防ぐため、その親族全員を皇帝の埋葬時に生き埋めにして滅するとは。ずいぶんと乱暴な法だと思うのだけれど、そんな風にして強い後ろ楯のない皇帝が何代も続けば、皇帝の力も削がれそうなものですが?遊圭は将来、この悪法廃止のきっかけを作れる人になるのでしょうか。玄月は将来、巻き込まれてぼやくはめになる役回りになるのでしょうか?次巻へ急ぎます。

2018/06/08

ぽんすけ

前から友達に読め読めと薦められていたので正月休みに読んでみた。…めちゃめちゃおもろいやんけー!中華風ファンタジーの後宮もの。主人公が超絶病弱な男の子で、族滅法の網をかいくぐって女として後宮に潜伏するというとんでも展開である。主人公を助ける明々という女の子がとてもいい子。受けた恩を返すと言って、ばれたら主人公の遊圭諸共に死罪なのに匿ってあげるなんて、あんた本当の漢だよ。そしてこの作品には私好みのイケメンが。玄月あなたです。ただのイケメンではなく屈折して歪んでるところがいい。遊圭への嫉妬が見え隠れする所ナイス

2021/01/07

のんき

後宮に女装して出仕した、まだ少年の遊圭。名門出身の遊圭、見つかれば命は、ありません。何度も危ない場面があります。でも、なんとか切り抜けます。運も味方したのかもしれません。でも、知恵と学んだ知識と仲間がいれば、窮地を抜け出すことができます。そのとき、読み書きできない人が多い時代に、薬の知識まであるんだから。やっぱり学問は命を救えるんだな

2017/12/28

ふじさん

著者は初読み。慣習による悲劇的な巡り合わせで一族根絶やしの憂き目に遭った少年が、市井の娘と共に女装して後宮へ潜り込み、生き延びる中華風薬学ファンタジー。ジャンル内のお約束を積極的に取り入れている分、目新しさに欠けた印象は禁じ得ないものの、それを差し引いて尚存分に楽しめる佳作だった。流麗な文体が何よりの美点。「魅力的な登場人物」を嫌みなく正面から魅力的に活写出来る筆捌きは、当たり前に見せてちょっとした職人芸の域だろう。導かれるまま、抵抗なく素直に感情移入させて貰える物語というのも実は希少で、満足感があった。

2022/06/05

あっか

中華風の後宮モノが好きなので、ずっと読みたかった作品!色々読んで来ましたが、ファンタジーっぽくはなくライトノベルと言って良いのか?と思うほど、専門用語も出てきますしかなり本格的な印象です!(職尚とか、事前知識というかある程度馴染みがないと難しく感じるかも)よくある皇帝対後宮という形ではなく、慣習により族滅された生き残りの主人公が生きる道として後宮という場所を選び、どう生き残っていくか?というストーリー。恋だの愛だのは今のところありません。笑 これから出世していくのかなー!?シリーズを読み進めます。

2019/03/30

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