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彼女の色に届くまで

彼女の色に届くまで

彼女の色に届くまで

作家
似鳥鶏
出版社
KADOKAWA
発売日
2017-03-29
ISBN
9784041052136
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彼女の色に届くまで / 感想・レビュー

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takaC

似鳥小説は改行が少なく1ページ辺りの文字数が大変多いので読むのに時間がかかるのだけど、鮮やかに裏切られるという仕掛けと驚きとやらが気になってスラスラと読み進められた。緑川礼・千坂桜・若鳥味麗・笠倉千沙。

2017/11/21

NADIA

1章から5章までの中編と各章の間をつなぐ主人公・緑川の心情の章で構成される。画廊の息子として生まれ、画家として大成する自信満々の子供時代。成長するにつれ自分の才能が際立ったものでないことに気づき始める。一方「持っている人」である千坂桜は天才的な画力の持ち主でありながら、緑川の周囲で起こる不可解な事件も解決するスーパーガール。最終章でこの彼女の意外な正体が・・・! 脚注がとても面白く、ためになる美術界ミステリー(?)。真作と贋作について、改めて考えさせられた。*40 ミレーについての脚注は爆笑モノ。

2017/12/08

ダイ@2019.11.2~一時休止

連作短編集。探偵役は絵画を見て謎を解いていく。最後は見事につながっていく・・・。

2017/09/30

だんじろー

“彼女”の「謎」の部分がいささか人間離れしているけれど、最終的に落ち着くべきところへ落ち着いた感じ。謎解きのネタについてはなかなか本格的で、絵画に結びつけたアイデアは王道でありながらも感心して読んだ。欲を言えば、彼女との出会いの場面を、もう少しドラマチックにしてもらえたらなあ。

2017/05/04

みかん🍊

画廊の息子であり画家を目指して特別な人間と思っていた礼は高校で圧倒的な才能を持つ桜と出会う、高校から芸大そして卒業して社会へ出るまでの彼女との日々と二人が遭遇する事件、青春芸術ミステリーとして楽しめた、持つ人と持たない人、特別な才能を持つ人のそばにいる持たない人間は努力しても敵わないことに嫉妬や失望感とともにその才能を見いだした喜び複雑な心境に思い悩む、努力だけではどうにもならない芸術の世界は残酷でもある。生活能力のない桜のめんどうをオカン化してみる礼、筋肉マニアの友人風戸とキャラクターも面白かった。

2017/04/27

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