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いつか春の日のどっかの町へ (角川文庫)

いつか春の日のどっかの町へ (角川文庫)

いつか春の日のどっかの町へ (角川文庫)

作家
大槻ケンヂ
出版社
KADOKAWA
発売日
2017-02-25
ISBN
9784041053782
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いつか春の日のどっかの町へ (角川文庫) / 感想・レビュー

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hiace9000

大槻ケンヂ40代からの手ならい奮闘記エッセイと、プラスアルファ的妄想小説。多彩な表現者としてのマルチぶりと、破天荒で奇天烈な人となりをチラリ知るのみの、実は著作初読みです。ところが、その文字表現者としての稀なる才の深さに、これもう感服。カバー裏袖の著作数もさることながら、エッセイにおける自己省察力と、巧みな言葉選びのセンスには、さすが世に出る「才能」と「運」と「継続」のある人はちがうよね、と首肯しまくるのです。40代…、この40をキーナンバーに、人とギターと自身を熱くユルく弾き語りならぬ、書き語りです。

2022/11/13

♡ぷらだ♡お休み中😌🌃💤

表紙にひかれて。本書は、40代半ばにして突如、ギターの魅力に夢中になり、弾き語りの練習を始めライブに挑戦して、人生いつからでも新しいことができるんだと勇気と希望を与えてくれるエッセイ。夏フェスで、木村カエラさんの感動的かつおごそかなステージの次の出番がまさかのオーケン。この感動に抗うため、血まみれのマネキンの生首をふりまわしながら登場して、感動からくるくるパーの大どんでん返しでその場は興奮に早変わり。これには笑った、笑った。さすがオーケン。今度はオーケンの小説を読んでみたいなあ。

2021/09/02

ちぇけら

いつかぼくが どこかとおくに行ったとき 思いだされるような 今日を過ごしたいのさ。細分化された永遠(いっしゅん)を ずっと ラララ。だけど裏庭のダリアから きいたよ。もう、どこにもないって ホントか?こないだまで 手をのばせばすぐ そこにあったのに。階段のてすり 屋上のドア いわし雲。ラララ いつかは昇りたかったな。ぽっかりあいた こころの隙間を埋める呪文 しんじゅく しぶや 簡単さ。左手でコードをおさえて 右手でしんじゅく しぶや。だいじょうぶ。そして、歌うんだ。「ギターよ孤独な者の心を癒せ」

2019/08/08

名言紹介屋ぼんぷ

『ただ実人生においては、 40代はいつでも心の中にアウェイ感がいる。 有るのではなくいる。 棲んでいるのだ。』#読了

2023/11/30

桜もち 太郎

筋肉少女帯のボーカリストである大槻ケンジ、略してオーケンが書くエッセイのような小説。いわゆる私小説だ。孔子が言う不惑の40歳なんてちゃんちゃらおかしい。40代は大いに迷う。そんなオーケンが44歳にして初めてギターを手にするところから始まる。成功に必要な三要素を挙げるならば「才能と運と継続」であると。才能と運には個人差がある。継続だけを命綱にしつこくギターをやり続けるオーケン。友人二人と兄の死に直面し、人生とは眠りから目覚め眠りにつく、たったそれだけなんだと心が行き着く。→

2020/05/01

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