KADOKAWA Group

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ははのれんあい

ははのれんあい

ははのれんあい

作家
窪美澄
出版社
KADOKAWA
発売日
2021-01-28
ISBN
9784041054918
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ははのれんあい / 感想・レビュー

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ミカママ

「悪い人が出てこない作品、ただし主人公の夫を除いて」と綺麗にレビューをまとめるつもりだった、物語の後半を読むまでは。一言で言えば「優しい家族の物語」。家族の形は少しずつ変わっていく、渦中のメンバーが望むとも望まぬとも。窪さんの代表作にはならないかもしれないが、こういう優しい小説、わたしは嫌いじゃない。他人に責められても、人には「落ちてしまう感情」というものがある。そんな感情を描かせたら窪さんはピカイチだと思う。いちばんの犠牲になってしまった長男の「ちーくん」には、ただひたすら幸せになって欲しい。

2021/03/09

starbro

窪 美澄は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。昭和の働く母の半生紀、母は強し、感動の家族物語です。しかし智晴君は、何て良い子なのでしょうか? 小説の中身は好いですが、タイトルと中身のギャップを少し感じました。 https://www.kadokawa.co.jp/topics/5342

2021/02/19

ウッディ

優しい夫と結婚し、夫の両親とともに営む縫製の仕事に喜びを感じる由紀子は、子供を授かるが、家業が傾き始める。幼い智晴を保育園にあずけ、駅の売店で働き始めるが、双子を身ごもる。母のことを思いやる智晴の優しさが切なく、変わっていく家族のカタチを理解する彼の真っ直ぐな成長が嬉しかった。妻や子供に苦労を強いることになった智久の身勝手を責めるのは簡単だが、彼の子供たちへの変わらぬ愛情によってそれぞれの幸せにつながったような気もする。家族の再生を描いた良い話だったが、「ははのれんあい」というタイトルに違和感が残った。

2021/06/26

いつでも母さん

『私は、この子のためなら、なんだってできる。』それが引っかかってこのタイトルから何処へ向かうのだろうとページをめくる手が止まらない。一部は離婚まで、二部はその後の家族を描いている。由紀子の内面が蛇行しながら辿り着く先を期待した私をぶった切って、15歳の長男・智晴が出来過ぎて切なかった。離婚しても親子は親子。離れて暮らしても家族は家族。それはそうなんだけれども、私の心はしっくりこない。夫であり父の智久の描き方が不満なのだ。だが、部外者が何をかいわんやなのだな。時は人を大人にするのか?ハッピーエンドで良い?

2021/02/22

うっちー

智晴くんのような子どもは本当にいるのでしょうか?

2021/02/20

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