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なごり雪

なごり雪

なごり雪

作家
新堂冬樹
出版社
KADOKAWA
発売日
2021-03-24
ISBN
9784041055946
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「なごり雪」のおすすめレビュー

死を望む彼と、彼の生を望む彼女が選んだ「最愛」の結末。ベストセラー『忘れ雪』の感動がふたたび

『なごり雪』(新堂冬樹/KADOKAWA)

 愛とは、何か。それは、自分本位ではなく、相手本位の思いをいうのだと思う。大切な人の幸せを第一に考えること。大切な人の立場に立ち、自分の思いよりも相手の思いを優先すること。それがきっと愛に違いない。だが、もし、あなたの愛する人が死を望んだ時、あなたは何をしてあげられるだろうか。その選択を肯定するのが愛なのか。「そんな選択は間違っている」と否定するのは愛ではないのか。新堂冬樹氏著『なごり雪』(KADOKAWA)は、そんな究極の選択に迫られた男女の純愛小説だ。

 新堂冬樹氏といえば、『忘れ雪』、『ある愛の詩』、『あなたに逢えてよかった』の純恋3部作が一躍ベストセラーとなったことで知られる小説家。『忘れ雪』から18年、新堂氏が長年温めてきたのが本作。互いを大切に思っているからこそ、すれ違っていく男女。2人が導き出す決断は、涙なしには読むことができない。

 主人公は、ファッションライターの小野寺古都。彼女は、トップモデルの海斗の密着取材をするため、スイスを訪れた。海斗は、とにかく古都に対して露悪的にふるまう。しかし…

2021/3/24

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なごり雪 / 感想・レビュー

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starbro

新堂 冬樹は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。4月に読んだ「忘れ雪」に続く続編かと思いきや、雪つながりなだけで、独立した作品でした。ツンデレの少女漫画のようなテイスト、白新堂としては物足りないですが、月9当たりのドラマの原作としては適当かも知れません。 https://www.kadokawa.co.jp/product/321701000329/

2021/05/24

万葉語り

トップモデルの海斗とライターの古都の恋愛小説。ややライトノベル風で、さらっと読める。2021-058

2021/05/22

べる

ファッション誌ライターの古都とトップモデルの海斗がスイスで出会って始まる恋愛。古都の誰を相手にしても物怖じせずに思ったことを言う真っ直ぐさが好き。海斗は自己中で軽い男かと思いきや、モデルの時とは別の顔もあって気持ちを翻弄させられた。二人が結ばれて幸せな時間も束の間、海斗が事故に遭う。障がいを抱えて生き続ける辛さから死を選ぶ人、余命宣告を受けても短い時間に楽しく生きることを選ぶ人。自らの立場に置いて初めて考えられた時どう思うか。その先の行動が予想できてからずっと涙が止まらなかった。でも最後の涙の種類は違う。

2023/02/04

菜生

「忘れ雪」姉妹編らしいです。私にはこの作者合わないのかなぁ。忘れ雪もラストが突然過ぎて馴染めなかったし、今作も、古都の行動に引きまくりでした。短気で怒って突然担当降りたり勝手すぎる新人って。海斗も大舞台を控え気合が入ってるのに、確認せずに飛び出しとか自己管理能力低すぎ。「自ら死を選ぶ権利」ですれ違ったり深い部分もあるけど、最後は何?自分でさっき渡したスノードームを差し出して「願ったんだろ?」で元サヤ?新米ライターの給料でスイスに二ヶ月滞在とかも。。粗捜しでごめんなさい。でも気になっちゃった💦

2021/09/19

hannahhannah

新堂冬樹の『忘れ雪』の姉妹編ともいえる作品。ファッションライターがスイスでモデルと出会い、恋人同士になるが‥。中盤から重苦しい展開になり気分が暗くなる。障碍者の介護は大変だからヘルパーを頼んだ方がいい。家族だけでやろうとすると負担が尋常ではない。まぁエピローグは唐突な感は拭えないし全体的に軽いけど、後味は良かったです。

2021/05/24

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