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後宮に月は満ちる 金椛国春秋 (角川文庫)

後宮に月は満ちる 金椛国春秋 (角川文庫)

後宮に月は満ちる 金椛国春秋 (角川文庫)

作家
篠原悠希
出版社
KADOKAWA
発売日
2017-06-17
ISBN
9784041056936
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後宮に月は満ちる 金椛国春秋 (角川文庫) / 感想・レビュー

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ぽんすけ

後宮って言ったらな~んだ?それはドロドロの人間関係。主に皇帝の寵を競って妃嬪が足を引っ張り合うというのが常だけど、この作品に関して言えば絶対零度の空気を醸成している原因は族滅法これに尽きる。連座制はよくあることだけど、次期皇帝の外戚になったら一族全員仲良く先帝と生き埋めだよ☆いくらなんでもやりすぎやわ。正に地獄。藤原道長がこの作品の登場人物だったらのんきに望月の歌なんて詠んでる暇はない。ラスボス娥娘は母親として最低ではあるが、一族全員抹殺されるという境遇に陥ったら人らしい心なんて無くしちゃうなとも思う。

2021/01/07

すがはら

公主と仲良くなれたのに残念。後日談で良い話が出て欲しいです。玄月は、読者目線では味方に見るんだけどなぁと思いつつも、遊圭が頑なに怪しむので「そうか?」と、ちょっと疑ってみたり。それでもやっぱり味方というか皇帝派にしか見えなかったですが。遊圭に対しては、確かに意地悪ですけど。早く後宮を出たくて解決を焦るばかりにドンドン活躍して目立ってしまう遊圭に、大丈夫なのかー?とハラハラオロオロしっぱなしです!早く次も読まないと!

2018/06/11

シリーズ2作目。生きて後宮を抜け出すため、玄月の命を受けて皇太后の陰謀を調査することになった遊圭。身体が成長し、男らしくなっていくことに対する焦りもあってか、相変わらず危なっかしいその行動にはハラハラ。誰が味方で、誰か敵なのか。玄月さえも信じられなくなる中で、明々と胡娘の存在がとても心強い。後宮という場所で生きる人たちのそれぞれの思惑。皇太后のしたことは許されることではないけれど、彼女も彼女で哀しい人なのかもしれない。そして、一応の決着を見たかと思えば、ラストでまさかの展開。これからどうなるのか、楽しみ。

2018/11/28

ひめありす@灯れ松明の火

性別と出自を二重に隠しながら、後宮で生きる事を選んだ少年の物語。第二弾。今回は公主様の御脈取に挑戦。捻じ曲がっていたけど、曲がり切ってはいなかった公主様。医者がどうして「みる」という単語を使うのかわかった気がします。こちらをきちんと見てくれる目があるというのは一つの薬だから。賢い子なのに、色々うっかりな遊圭。これは性格というよりもあまりに深窓に、無垢に育て過ぎたから世間とずれちゃっているのだと思います。世慣れた明々とはすっかりいいコンビ。だけどこちらは少女らしく花が綻んでいるようで、そちらもまた微笑ましい

2018/03/31

さつき

玄月に弱みを握られ、彼の思惑通り、皇太后の周辺をスパイすることになった遊圭。病気の公主の治療を隠れ蓑にして、皇太后に近づきます。沢山の人の野心がうずまき、誰が味方なのかもわからない中で、秘密を抱えて生きるのはキツいですね…

2018/10/26

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