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サハラの薔薇

サハラの薔薇

サハラの薔薇

作家
下村敦史
出版社
KADOKAWA
発売日
2017-12-21
ISBN
9784041057476
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サハラの薔薇 / 感想・レビュー

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starbro

下村敦史は、新作中心に読んでいる作家です。図書館の予約に出遅れて、ようやく読めました。最初はエジプト考古学ミステリかなと思って読み始めたのですが、サハラ原子力冒険活劇でした。映像化すると良いのかも知れませんが、冒険小説としては物足りない感じがします。チゲ鍋≒サハラ砂漠ということが、初めて解りました(笑)

2018/04/16

サム・ミイラ

インディ・ジョーンズみたいな出だしから「フライト・オブ・フェニックス」のような墜落を経て「マスター・キートン」ばりに救助を求め砂漠を彷徨う。そして物語は「土漠の花」の如き様相を呈し始める。これだけなら単なる冒険活劇だが冒頭からしっかり謎のあるところが良い。サハラの薔薇とは何なのか。登場人物がそれぞれ思惑をはらんでの行軍は灼熱のサハラと合間ってひりつく緊張感に頁が止まらない。ラストの問題提起はラングドンシリーズみたいでその意外さに感動。エピローグのほろ苦さはダン・ブラウンも見習ってほしいところ(笑)

2018/02/13

しんたろー

下村さん2冊目。アフリカの砂漠を舞台に手に汗握るサスペンス…旅客機墜落から砂漠を流浪する展開は、情景が目に浮かぶようでハラハラ楽しめた。登場人物の配置や引っかかる謎が所々で効いていて、全く飽きずに読み進められる。残念なのは、主人公・峰の変化が弱い事…後ろめたい理由を抱える凡庸な男の設定は親近感を持てるが、心を入れ替えるシーンが遅い上にサラッとしているので応援する気持ちになれなかった。核廃棄問題をエンタメに盛り込む意欲は買えるが、もう少し心情や魅力的なシャリファやカリームらとのドラマを書き込んで欲しかった。

2018/05/23

takaC

登場人物がみんな揃いも揃って隠し事をしているので、この展開は予測不可能だろう。そんなことないのか?自分には看破できなかった。

2018/02/05

おしゃべりメガネ

下村さん作品5作目です。本作は今まで読んだ作品とは少し趣向?を変えて、徹底的にエンタメ感を全面に出しているようです。これまで読んできた作品のような点と点がつながり、伏線が一気に回収されるようなどんでん返し的なアクションは控えめですが、相変わらず頁を捲る手が止まらないリーダビリティはハンパなかったです。とにかくタイトルにあるサハラの過酷な自然描写が圧巻でした。トラブルにより、不時着した飛行機はサハラ砂漠のど真ん中で、そこから生き残った何名かの人間が生き延びるためにオアシスを求め、向かう流れは一気読みでした。

2019/01/20

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