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西郷隆盛 新装版 (角川文庫)

西郷隆盛 新装版 (角川文庫)

西郷隆盛 新装版 (角川文庫)

作家
池波正太郎
出版社
KADOKAWA
発売日
2017-07-25
ISBN
9784041058411
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西郷隆盛 新装版 (角川文庫) / 感想・レビュー

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優希

西郷どんは明治維新で確かに輝いていたと思います。半生がコンパクトにまとめられていましたが、それでも十分読み応えがありました。維新の歴史をも描いたと言っても良いのですから。

2023/03/09

ちゃとら

鹿児島旅行から気になって手に取った。池波正太郎さんには珍しい書き下ろし。そして『鬼平』がスタートする前の作品。西郷隆盛は武士では無かった。肥満症と病気を持っていて、後半は、軍服も苦しく馬にも乗れなかったとか。また西郷さんの知らない一面を見れた気がした。

2022/11/07

とん大西

大河の予習で初西郷さん。幕末は得意でないので頁数の少ない本作を選びましたが、これがミスったか。本編の7割ぐらいを占める大政奉還までの流れが超ダイジェスト。幕末のドン濃い事件が多すぎて主人公の西郷さんが霞んでいたような印象を受けました。明治に入ってから、漸く西郷さんの苦悩に喘ぐ様子が感じられました。ただ、もう、この時代になると敷居の高いゴリゴリの政治ドラマに西郷さんも埋没してたような…。勉強不足でもあり、ちょいと自分にはあわんかったかも。やっぱり幕末モノって長編の方がええんかな?

2017/10/08

どぶねずみ

池波正太郎さんの西郷さんはとても読みやすく、スッと頭に入って理解しやすい。まだ西郷さんのことは3割も理解できていないけど、とても熱意のある方だったというのはわかる。斉彬さまという後ろ楯を失い、どれだけ歯車が狂っただろうか。ずっと水戸で学んでいたら、徳川慶喜様とタッグを組める日も来たんだろうなぁと思うと残念でならない。私がまだよくわからないのは西南戦争。西郷さんが自死されるきっかけだが、常に久光(呼び捨て御免)に歯車狂わされたのではないかと思えてならない。久光さえいなければ、歴史は変わっていただろうな。

2022/05/05

saga

西郷どんは実際に魅力的な人物だったのだろうと感じさせる筆致。明治維新を西郷の視点で見る小説だ。あまりにスムースに政権交代が行われたかに外国には見えた維新だが、内実は維新の原動力となった薩長土肥の有力者同士の反目、各藩・士族の不満に政府は傾注せざるを得なかった状況がよく判る。政治経済について旧幕府に代わって近代化を推し進めたい明治政府の役人、今でいう国会議員、国家公務員の命懸けの働きが伝わってくる。それにしても西南戦争で西郷を失った重大さが惜しまれる。

2017/12/22

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