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さよなら、と嘘をつく ‐‐沙之里幽譚 (角川文庫)

さよなら、と嘘をつく ‐‐沙之里幽譚 (角川文庫)

さよなら、と嘘をつく ‐‐沙之里幽譚 (角川文庫)

作家
太田忠司
出版社
KADOKAWA
発売日
2018-02-24
ISBN
9784041058510
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ジャンル

さよなら、と嘘をつく ‐‐沙之里幽譚 (角川文庫) / 感想・レビュー

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らび

そこはかとなく怖い物語。太田先生の作品に共通するものだと思いますが、なんだろう・・地味に怖い。東京or沙之里の選択肢しか無い訳じゃないのに、そしてそんなに愛着が有ろうはずもないのに土地を護る、人々を護るそんな精霊のようなあるいは妖怪か?自ら進んで捧げる「生贄」のようです。ラストの展開はどうなんだろう?綺麗に繋がる様で後任(候補)が現れるまで半世紀程かしら・・その間は地縛霊がいなかったとでもいうのでしょうかね?ちょっといじわるな感想でした。

2018/05/16

rio

少し引っ込み思案の少女、千蔭は母と越してきた沙之里である日不思議な大木「サノキ」と出会う、不思議な青春物語。引っ込み思案で周りに流され気味な主人公が、章を追うごとに成長していき、最後には大きな決断ができるまでになる姿は嬉しい反面、切なさもあります。全体的に温かい話だと思いますが、サノキに纏わる人知れない仕来たりはよくよく考えると恐ろしいものでした。チヨやラストの千陰の本音が読んだ通りの意思なのか、裏の思惑があるのか深読みすると違った印象に見えてくる物語です。

2018/05/08

流れ星

ママと二人で沙之里という田舎町へ引っ越してきた小学生の千蔭。新しい土地に馴染めないそんなある日、大木サノキがある丘に迷い込み、そこで出会った少女チヨに幽霊を成仏させる手伝いを頼まれて物語は始まります。毎年、サノキが花を咲かせる季節に成長した千蔭が事情を抱えた地縛霊に向き合い助けていきます。うっすらとラストを匂わせる描写が読み進めるに連れて深まっていき、少し不気味な気配を感じながらも…運命として決まっていたような、千蔭自身が自分で選択したようにも思えるような、一種の洗脳のようなホラーなラストでした。

2018/10/03

たんぽぽ

まあ、こんなふうに終わるんだろうなと思った通りの結末だったように思います。 千蔭の置かれた環境が息苦しく、母桜子が苦手。

2018/03/30

Santacruzbike

トトロ、生々しい版?

2018/04/30

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