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スタープレイヤー (角川文庫)

スタープレイヤー (角川文庫)

スタープレイヤー (角川文庫)

作家
恒川光太郎
出版社
KADOKAWA
発売日
2017-08-25
ISBN
9784041058640
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スタープレイヤー (角川文庫) / 感想・レビュー

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しんたろー

既読の恒川作品とは趣が異なるファンタジー…「10の願いを叶えられる」…私が少年時代、ほぼ毎晩夢想した事を「中年女性の主人公が異世界に飛ばされて」という設定にした点が「プロ作家は流石だなぁ」と素直に思えた。そしてルールが判り易く、直ぐその世界に馴染めた。「スターボード」や「案内人」なども思い浮かべるのが容易で楽しい。単なるゲーム感覚物語に終始せず、人間の闇や業も描き、魅力的な登場人物を配しているので、恒川さんらしい独特の香りが漂っているのも嬉しい。主役の成長物語なので読後感好く、続編も期待して読み進めよう♪

2017/12/25

yoshida

恒川光太郎さんの作品では異色のファンタジー小説。圧倒的な面白さ。スーパーからの帰りに夕月は長身の白い男から籤引きの箱を差し出される。一等のスタープレイヤーを引いた夕月は異世界にいた。案内人の石松から十の願いが叶う権利を得たと知らされた夕月は、半信半疑ながらもその力に驚愕する。やはり、恒川光太郎さんの発想力及び想像力は素晴らしい。単に願いを叶えるだけでなく、様々な人との出会いや、異世界の設定により物語に深みを持たせる。私はファンタジーは普段読まない。だが、一気に読ませる巧みさがある。読書の悦びがある一冊。

2020/07/25

ナルピーチ

おお!これは何だかとってもファンタジー❗とある中年女性がひょんな事から異世界に飛ばされ、10の願いを叶える事ができる“スタープレイヤー”となってしまった。彼女はなんの為に、そして誰の為にその願いを叶えるのか…。まるでRPGゲームをしているかの様な感覚。最初は一人だったのが、同じプレイヤーと出会って少しずつ心境が変化していく。仲間達と共に行動し、敵対する相手も登場と、まさに冒険活劇!そして人と人の織りなす人間ドラマも。ハラハラしたりスカッとする場面も多く、ファンタジー小説として一級品の面白さがあった!

2023/10/28

takaC

分かりにくいけど『ヘブンメイカー』よりは分かりやすいかな。

2018/07/23

あも

一等!スタープレイヤアアア!の声で異世界へ。どんな願いも10個叶う力、移動に応じ更新される地図、動植物を図鑑に登録、現地民の村や国があり、戦争も…めちゃくちゃワクワクする!夜市系の雰囲気を期待したファンに不評なのも分かるが、ラノベなら決して採用されないような主人公の背景やディティールの端々に恒川ールドを確かに感じた。ありがちな異世界召喚モノが著者にかかるとこうなるのかという興奮!というかもう何もかもが好みで大満足!ひねた過去と訣別し、世界を開け!あなたなら何を願い、どう生きる?一等、スタープレイヤアアア!

2017/11/28

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