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全日本探偵道コンクール セーラー服と黙示録 (角川文庫)

全日本探偵道コンクール セーラー服と黙示録 (角川文庫)

全日本探偵道コンクール セーラー服と黙示録 (角川文庫)

作家
古野まほろ
九条キヨ
出版社
KADOKAWA
発売日
2017-11-25
ISBN
9784041059319
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ジャンル

全日本探偵道コンクール セーラー服と黙示録 (角川文庫) / 感想・レビュー

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藤月はな(灯れ松明の火)

天帝&セラ黙コラボという、古野まほろ作品ファンだからこそ、楽しめるお楽しみ巻。但し、始めての人には何のこっちゃわからん仕様なので『天帝のはしたなき果実』と『セーラー服と黙示録』は抑えた方が吉かも。真逆、瀬尾の事件がこんな邂逅を生み出していたんだと思うとしんみりしてしまう。横溝ワールドと某探偵ミステリーネタてんこ盛りで大いに笑わせていただきました。後、百合成分もあって欣喜雀躍です。しかし、謎のマレー人、デンマーク人やシャイクスピアを吟じる唇が妙に可愛い怪婆、「スパイスとくとく詰合せ」ってなんだよ(笑)

2018/01/14

ゆんこ姐さん@文豪かぶれなう

セーラー服と黙示録&シャーロキエンヌの共演!豪華コラボ!全日本探偵道コンクール決勝で、黙示録vsシャーロキエンヌが激突。お互いガチンコで先鋒、中堅、大将、と謎解きにチャレンジするが、そんな三試合この一冊で完結するのかと思ったらしなかった(やっぱり!)今回は茉莉衣vs栄子。だから表紙がこの二人か。もはや、登場人物(運営も主演も)の台詞の1つ1つが笑える。ミステリなのに。栄子さん汚ねえwさすが。しかしこれは続くとみて良いんですよね先生?!?!みづきvsまりも絶対読みたいんだけど?!?!

2017/11/27

geshi

セーラー服シリーズと天帝シリーズがガチンコ対決をする、探偵小説趣味満載のドロドロな横溝オマージュ。まさか1冊まるまる1回戦で終わるとは思わなかった。真相そのものは予想できるものではあるが、重要なのはそこに至る枠内・メタも含めた伏線をどれだけ回収できているのか?エピローグでのこれまた探偵小説的な展開で勝ちを決めるルールを利用した仕掛けが面白い。『島津今日子の図書室』完璧と思われた偽装工作に小さくだが確実にヒビを入れていく倒叙ものの愉しみ。逆転の発想の詰みは感心した。

2018/02/09

よっち

高校生探偵の日本一を決める『探偵の甲子園』全日本探偵道コンクール。因縁浅からぬ聖アリスガワ女学校代表と『愛知県立勁草館高校代表の女生徒3人同士が激突する晩夏のおんなの戦い。天帝シリーズとセーラー服と黙示録シリーズの良好が激突というある意味なかなか興味深い対決として作中作的な探偵勝負となったわけですけど、この一冊の厚みで先鋒のみ決着+前日譚「学内編 島津今日子の図書館」収録という構成は若干冗長な印象。とはいえこういう形で激突となってしまえば、必然的にそういう展開になりがちなのはわからなくもないですが(苦笑)

2017/12/31

buchipanda3

冒頭から江神二郎杯とか遊び心満載で楽しく読めた。いきなりコンクール決勝戦。対峙する3人娘同士の自信に満ちた態度でのやり取りがワクワクさせてくれる。先鋒戦の舞台は横溝+ホームズの世界観。キャラ濃すぎな登場人物の面々、そして次々と繰り出されるお約束にニヤニヤしっぱなし。もちろんグイグイとくる論理詰めもこれでもかと堪能。対決ものなので単に解決するだけではないのが面白かった。いやあ栄子に茫然だわ。続きも期待。学内編の短編も良かった。じわじわと追い詰めていく中で判明する島津今日子の思いに感じ入ってしまった。

2017/12/10

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