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モモコとうさぎ

モモコとうさぎ

モモコとうさぎ

作家
大島真寿美
出版社
KADOKAWA
発売日
2018-02-01
ISBN
9784041061619
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モモコとうさぎ / 感想・レビュー

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いつでも母さん

逃避かもしれないー甘く見てたかもしれないー何がしたいのかーそんなことに心当たりが有るのは若者だけじゃないよね。だけど、なんとか折り合いをつけて生きてるんだよね。大島さんの世界はちょっと優しくて、ちょっと考えさせられるんだ。モモコはそこの貴女だったかもしれない。未来の誰かだろうとも思う。私は『お針』は苦手だけれど・・モモコはきっと大丈夫。ちくちくちく・・

2018/03/01

のぶ

タイトルと装丁から、ファンタジックな作品かと想像したが、意外にもシリアスで、内容もとても良かった。主人公、モモコは家庭に事情を抱え、22歳で就活にも失敗して引き籠ってしまう。前半部のモモコの煮え切らない姿にイライラしたが、ある時リュックにうさぎのぬいぐるみを詰め込み家出する。それからの物語が俄然面白くなってきた。いろんな人との出会いや体験を通し、モモコは自立し成長していく姿にエールを送りたくなった。就職して平凡に暮らす生活だけが正しいのか、疑問を投げかけられた一冊だった。

2018/03/04

takaC

いつかの『本の雑誌』で紹介されていたのが読みたいと思ったきっかけだったと思うが、こういう内容だとは読み始めてから知った。あまりリアリスティックではなかったが、本当にあったら困った話だ。

2018/04/19

おたけஐ೨💕🥒🍅レビューはボチボチと…

83/100点 久しぶりの大島作品、ちょっと不思議な雰囲気を持った作品でしたが面白く読めました。就活に失敗した主人公が、自分の存在する意味を探すため家出し、旅をする中で成長して行く物語。最初は主人公モモコの煮えきらず、他人に頼りきる姿勢にイライラしました。しかし旅を続けいろんな人との関わりの中で、他人に必要とされる事で自分に自信が持て、徐々に自分自身の存在意義を見つけていく姿に共感を覚えました。ただ、うさぎの持っている特別な力って何だったんだろう?最後までイマイチ判らず、その点に少し不満が残りました。

2018/03/12

なゆ

就活に失敗してしまったモモコ22歳の、自分探しの旅のような話。ずいぶん遠回りして、自分らしい“働くという事”を見つけたねぇ、モモコ。はじめはあてもなく友達や弟のところに転々と居候したり、ぼんやりしてて幼い感じで心配したよ。流されるように行く先々で、必要に迫られたり、やれる事をやったりしてるうちに、ようやく道が見えてくる。面白い人たちがたくさん出てくるけど、帽子屋のおばさんみたいな生き方羨ましい。うさぎの存在が意外にモヤモヤだけど、モモコを見守ってるようでもありやじ馬っぽくもあり、なんだかね~とほのぼの。

2018/03/11

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