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そして僕等の初恋に会いに行く (角川文庫)

そして僕等の初恋に会いに行く (角川文庫)

そして僕等の初恋に会いに行く (角川文庫)

作家
西田俊也
出版社
KADOKAWA
発売日
2017-12-21
ISBN
9784041062463
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ジャンル

そして僕等の初恋に会いに行く (角川文庫) / 感想・レビュー

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おかむー

タイトルは「僕は初恋を終わらせに行く」のほうが適切ですね。『もうすこしです』。中学最後の文化祭で発表し損なった自主映画『初恋シネマ』。10年後の現在、主人公・雄也は行方不明となった『初恋シネマ』を探すことで、うやむやに終わった初恋とも向きあってゆく。モヤモヤ内向型の主人公視点で描かれる学生篇がまず不完全燃焼。これは後半でひっくり返してくれるかと思いきや、いい意味でのご都合展開にもならない辛い展開。最後は乗り越えた末で鬱な結末にならないだけましではあるけれど、なんともやるせない。

2018/01/21

よっち

社会人生活に疲れていた雄也に、突然かかってきた中学校時代の同級生からの電話。そこから文化祭で所在不明になっていた未完のプライベート映画を探し始め、過去の恋の告白や自身の青春と向き合ってゆく物語。好きな相手へ告白を撮影した甘酸っぱい恋の記憶。離れ離れになった友人たちのその後、そして大好きだったあの子の今…。歳月の経過という残酷な現実にはほろ苦さも伴いましたけど、向き合ったからこそ触れることができた様々な想いもあって、そんな経験を経た雄也が忘れられない大切なものを取り戻しに行く結末は心に響くものがありました。

2018/01/22

yamakujira

自分たちの告白シーンを文化祭で上映することになった4人の男子中学生、偽装告白でふられた雄也、想いが通じた真琴、玉砕した井田、そして翔の撮影前に学校の火事で文化祭が中止となり、彼らの「初恋シネマ」は未完のまま終わる。10年後、中途半端な気持ちを整理するべく、あらためて「初恋シネマ」の完成をめざした雄也を待っていたのは、厳しく悲しい現実だった。いろんなエピソードにメリハリがあって楽しめるけれど、それがかえって不自然で、作り話って印象が強まってしまう。漫画っぽい話だと感じたのはなぜだろう。 (★★☆☆☆)

2018/11/28

やまちゃん

大人になってから、初恋の人と道でバッタリ鉢合わせした時のことを思い出しました。思わずガン見してしまった。大学生の頃は初恋の人が電車で隣に座って心臓が止まる思いをしました。何かと初恋に縁のある自分を思い出してくれた小説でした。 初恋は特別なイメージがあるような気分になりますね。甘酸っぱい。夏みかんのような。 胸の内に秘めた思い出を残しておくことは素敵だと思います。

2019/02/27

gun56

主人公が高校生の時に、あるきっかけで初恋の告白を8mmで撮って、初恋シネマという映画を学園祭で上映しようとしたけど、学園祭が中止になってしまう。それぞれが大人になって、過去と現在を織り交ぜながら、初恋に対してもう一度見つめ直すストーリー。自分も学園祭にはいろんな思い出があるから、懐かしながら読んだ。もうちょっとハッピーエンドならよかったかな。

2018/02/22

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