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鳥籠の小娘

鳥籠の小娘

鳥籠の小娘

作家
千早茜
宇野亞喜良
出版社
KADOKAWA
発売日
2019-01-31
ISBN
9784041066072
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鳥籠の小娘 / 感想・レビュー

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starbro

千早 茜は、新作中心に読んでいる作家です。著者の絵本は、初読です。現代社会を風刺する大人の絵本、宇野 亞喜良の絵とマッチして独特の世界観、余韻が残ります。 https://www.kadokawa.co.jp/product/321710000607/

2019/02/01

藤月はな(灯れ松明の火)

てっきり、表紙から宇野亜喜良氏による西洋的な絵だと思っていたらエキゾチックな絵で虚を突かれました。初めから老成しているような風貌と何ものにも染められない心を持つ少女。彼女が山奥で鳥籠を編み続けた事に祈りのようなものを感じました。人の幸せを見ては求め、欲しがり、その幸せを壊そうとする。そして大事だったものを失っていく業の深さ。全てが終わった後の光景は不純物に満ちた思惑がない分、美しい。果たして一番、囚われていたのは一体、誰だったのか?

2019/04/29

nico

村はずれで一人、幸福が宿る鳥籠をもくもくと作り続ける娘の物語。人にとっての「幸福」とは何か。名声を得ることなのか、重い病が治ることなのか、はたまた大金持ちになることなのか。「幸福」の尺度はその人の気持ち次第。他の誰かと比べるものではない。魔物が「さびしい小娘」と決めつけた娘はやがて、鳥だけが自由に越えられる山を自らの意志で越える。そこにあるのは何物にも縛られない自由のみ。千早さんの文章に合わせた、宇野さんの独特の絵のタッチが物語をより幻想的に仕上げていて、読んでいてゾクゾクした。大人のための絵本だった。

2019/03/31

みかん🍊

宇野亞喜良さんのイラストに惹かれて手に取った大人のための絵本、からっぽの鳥籠をつくり続ける娘の願いは自分も空っぽで自由でいる事、欲を出した村人の仕打ちは酷い、幻想的で魅力的なイラストと文頭の赤い文字も素敵でした。

2019/02/17

野のこ

読友さんのレビューで♪ はじめ昔話風でなかなか物語に入れなかったけど、気合いを入れてもう一度読見直したら 妖しい濃厚さで、でもずっと清らかな風を感じた読みごこちでした。鳥籠の娘から学ぶことがたくさんあった。幸福について考えました。魔物は読み進めていくと可愛らしく思えてきました。宇野さんの絵は不思議。弱いのに強い絵。娘も弱いけど強かった、すごく。おふたりが愛情を込めて作った絵本という情熱が伝わってきました。

2019/03/06

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