KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

火の鳥3 ヤマト・異形編 (角川文庫)

火の鳥3 ヤマト・異形編 (角川文庫)

火の鳥3 ヤマト・異形編 (角川文庫)

作家
手塚治虫
出版社
KADOKAWA
発売日
2018-07-24
ISBN
9784041066324
amazonで購入する

火の鳥3 ヤマト・異形編 (角川文庫) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

Nyah

ヤマト編:クマソ王国川上タケルを討ちにヤマト王の命で派遣された第五王子ヤマト・オグナ。タケルを討ち取り、タケルの名を譲られる。そしてタケルの妹カジカ。オグナとカジカに芽生える愛と葛藤。 オグナは、父王の墓造成を邪魔して(突貫工事で石舞台に)。オグナとカジカ達は父王に殉死させられるが‥。異形編: 乱世時代。残虐非情の父を殺害するため、父の病気を治す事のできる八百比丘尼を殺した左近介。 因果応報。「罪と償い」償いは平等ではない。「百鬼夜行絵巻」のモト。/ 火の鳥は笛の音を愛でるのね。昔々の事、素敵な話。

2021/10/14

活字スキー

シリーズ3巻は従来から構成が変更されたとのことでヤマトタケルのクマソ討伐を下敷きにしたヤマト編、人魚の肉を食べて八百年生きたと伝えられる八百比丘尼の変奏となる異形編を収録。自分はどちらも未読だった。それぞれ、話としてはやや小振りながら元ネタの調理の仕方、惜しげもなく挿入されるギャグ、容赦なく残酷な運命、救い難い人の業……と、読み応えは十分過ぎるほど。どちらも非常に重く哀しい物語で、カジカと左近介のヒロインっぷりがとにかく素晴らしかった。

2018/10/24

星野流人

中編のヤマト編と異形編の2本を収録。黎明編の少しあとにあたるヤマト編は、歴史に残された石舞台古墳を元に、その背景の物語を想像したもの。改めて手塚治虫先生の知識の豊富さ、想像力の凄まじさを体感しました。 異形編は、かなり好きな作品でした。登場するキャラクターは魅力的で、長きに渡り自らの罪を清算することとなる物語の構造も秀逸。本当にねえ、火の鳥さんは無限に生きてるからあまりよく分からないのでしょうが、これってとんでもなくしんどい苦行だと思うんですよねえ。カジカ、そして左近介と、両編ヒロインが可愛かったです。

2023/12/09

かもめ(甘き絶望)

角川文庫版 火の鳥3巻。古代の古墳時代にフォーカスして生命とは何かを問うヤマト編。戦乱の時代、八百比丘尼を殺した報いの話である異形編。異形編はその応報のからくりが怖ろしい。史実ともからめてあり、なかなか面白かったです。でも、マンガの感想、書くのむずかしい... 読解度3.5 総評3.8

2021/12/26

gtn

「異形編」の八百比丘尼と左近介。何人であろうと、因果の理法からは逃れられない。悪の行いをすれば、悪の報いがあるということ。だが、逆もまた然り。だから、人は善行を積まねばならない。

2023/11/09

感想・レビューをもっと見る