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ひとりぼっちじゃない

ひとりぼっちじゃない

ひとりぼっちじゃない

作家
伊藤ちひろ
出版社
KADOKAWA
発売日
2018-08-31
ISBN
9784041067468
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「ひとりぼっちじゃない」のおすすめレビュー

自意識過剰で、プライドが高い。生きにくい日々を送る、コミュ障の男性歯科医に訪れた転機とは……『ひとりぼっちじゃない』

『ひとりぼっちじゃない』(伊藤ちひろ/KADOKAWA)

 映画『世界の中心で、愛をさけぶ』の脚本執筆時は20歳。映画『スカイ・クロラ』の脚本も手掛け、原作者の森博嗣氏をはじめ吉田修一氏や井上荒野氏など数々の作家から支持される脚本家・伊藤ちひろ氏。高校時代に小説を書いていたのを知った行定勲氏に誘われ脚本の世界に足を踏み入れたという彼女の、初小説『ひとりぼっちじゃない』(KADOKAWA)が刊行された。

 読んでいるあいだ、とにかく始終胸が痛かった。読むのをやめてしまいたい――目を背けたいと思っていたのに、どうしてもページを繰る手を止められなかった。こんなにも不器用で、自意識過剰で、プライドが高く、人に愛されたいと願ってもがいている男が、どこにたどりつくのか見届けたかった。タイトルが示すように、本当に彼は“ひとりぼっちじゃない”のか確かめたかった。

 本書は、雇われ歯科医のススメが、日記でみずからの日常を語り続けていく。勤める歯科クリニックの先生やスタッフに、自分がどう思われているかを過剰に気にして、些細な言動も悪意に変換して、実際ときどき陰口は叩かれ…

2018/9/7

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ひとりぼっちじゃない / 感想・レビュー

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信兵衛

どうにもならないまま終わるしかないと思った本ストーリィですが、最後の最後で漸くホッとさせられます。良かった。

2018/10/27

★★★☆《他者が理解しようとする時に初めて複雑化されるだけであって、実際人間なんて自分が生きるために必要なことをやったり考えたりしているだけだと言った。》人とのコミュニケーションが苦手な歯科医師・ススメの日記を通して、彼の赤裸々な想いと変化を辿る物語。以前テレビで紹介されていて読んだ一冊。読みやすくした現代版キャッチャーインザライかな?周りを気にしすぎるあまり、自分の中でどんどん複雑化して言葉にできない。自分自身に翻弄されていたススメが、少しずつ周りに影響を受けていく。共感する部分も多くてもどかしかった。

2019/04/18

uniemo

前半は主人公の自意識の強さからくる傍から見たら滑稽なほどの面倒な思考方法が繰り返され、自分まで日常生活でその思考方法に陥りそうで一気に読むのを辞めて違うタイプの小説を読み始めました。話が動いてからもまた違うタイプの面倒な話で何と言っていいかわからないタイプの登場人物ばかりで平凡なようでいてとても奇異な感じでした。最後少し前向きに向かい始めたから良かったのかな。読後はさっぱりはしませんモヤモヤが残っています。

2019/08/04

くんくん

前半と後半の内容がまったく違う。川西の絡みがあるまではずっとお経のような独り言のような繰り言。ちょっと辛かった。 宮子さんにもふりまわされた。なかなかの難物に出会ってしまった。それも一つのステップになったから良かったけど。

2018/10/03

Kazuo Tojo

帯より、平凡であるように見えて不可解な、日常、歪んでいく人間関係、それでも生きていく意慾を、一人の中年の視点で描ききった著者初の小説。 日記で進められていく展開。すこししつこいなぁと思いながらはまっていった。こういう風に表現する小説もあるのだ。

2019/06/27

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