リトル・バイ・リトル (角川文庫)
リトル・バイ・リトル (角川文庫) / 感想・レビュー
aoringo
複雑な家庭に育った、ふみ。年齢に比べて落ち着きというか諦念をかんじさせる彼女だけれど、誠実な男子である周と出会う。「好き」や「愛してる」もなく淡々としているけど、自然と連絡取り合って自然と近づいていく。周ならいつかふみを笑顔にさせてくれるだろう。島本理生さんの高校時代の作品ということで、自分の初恋を思い出して甘酸っぱい思いに駆られました。
2020/07/05
ソーダポップ
どこか浮遊感のあるストーリー主人公ふみの大切な人や家族達との触れ合い。淡々とした恋愛の物語。早熟の天才作家の著書に私も楽しめました。
2020/11/11
シフォン
たまたま図書館で借りた本。母と腹違いの妹と三人で暮らす主人公のボーイフレンドや行方不明のダメな父親に対する想い、この年齢ならではの感性が書かれている。
2018/07/07
白きゅⅡ
【再読】第25回野間文芸新人賞受賞作品。9年程前に読んだ時は、余り印象の残らない退屈な作品だと思っていましたが、今回改めて再読してみると、ふみと周の会話がとても心地よく、荒々しい感情や出来事がある訳ではないのに、優しく心を静かにさせてくれる作品だと、感じました♪静かに描きながら、主人公が成長していく様は、吉本ばななさんの作品の雰囲気に似ています!ページ数も少なく、テーマも重苦しくないので、これから時々再読してみたい作品です♪★★★☆☆
2018/06/01
sachidoremi
母親が二度離婚したために、実父と異父との生活を経て、なかなか困難な日々を過ごしながらも、いろんな人と巡りあえて、大人になっていくふみちゃん。 周くん、素直でとても心優しい男の子。ふみちゃんとうまくいくといいな🎵 長い人生の中で困難なときがあっても、必ずどこかのタイミングで、いい出会いがあったり、いいことがあったり、幸せを感じたり、背中を押してもらえたりすることがあるだろうから、頑張って生きなきゃね。
2020/03/11
感想・レビューをもっと見る