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隠居すごろく

隠居すごろく

隠居すごろく

作家
西條奈加
出版社
KADOKAWA
発売日
2019-03-29
ISBN
9784041067550
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隠居すごろく / 感想・レビュー

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いつでも母さん

人生はすごろく。一枚目は家業の繁栄代替わりまで。もう一枚は隠居してから。これは隠居してからの話。商いの成功よりも自分の短い老い先の中でささやかな家族の姿に、何とも豊かな景色が広がる。そんな徳兵衛の気づきを西條奈加さんが平成の終わりに教えてくれた。本当に人生は『上がり』のないすごろくなのだなぁと、この年になると感じる。自分一人で大きくなったわけじゃない。私の前にも後ろにも『道』はあるものね。この孫・千代太の様に私の縁続きの者(血縁とは限らない)がどんな道を歩くのだろうか。そんなことを思った。

2019/04/27

初美マリン

癇癪持ちの隠居の第二の人生を孫の成長と共に描く、上手く行き過ぎかとも思いましたが、とても心地良い読後感です。

2019/07/17

Makoto Yamamoto

徳兵衛が人生の上がりだと思っていた隠居生活が、まさか「第二の双六」の振り出しに。 現役時代はわき目も振らず商売に勤しみ、次世代の息子に任せての隠居。 無趣味だった徳兵衛には他の隠居がすることに興味を持てず、暇を持て余す。 ここに孫がやってきて動き出す。 隠居すごろくの始まりに。。。 展開もよく、面白く読ませてもらった

2020/11/15

のぶ

商人や周辺の人たちを活き活きと描いた面白い小説だった。主人公は糸問屋、嶋屋の店主の徳兵衛。還暦を機に隠居生活に入ると周りの人に宣言する。これからは楽な生活が待っているはずだったが、孫の千代太が隠居家に訪れたことで、予想外に忙しい日々が始まった。これを機にいろんな人から問題や相談が持ち込まれ、てんやわんやの毎日が続くようになる。最初考えていた毎日とは違ったが、徳兵衛はまんざらでもない。千代太の成長も描かれて、とても心温まる内容だった。第二の人生のあり方を問われているような感じを持った作品だった。

2019/05/12

ひさか

公明新聞2017年6月1日〜2018年5月31日連載のものに加筆修正し、2019年3月角川書店刊。徳兵衛の第二の人生である隠居生活を二つ目のすごろくに例えて語る、江戸人情お仕事ストーリー。少し、ごちゃごちゃした話ではあるが、工夫があって楽しめる。

2020/08/09

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