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夢で見たあの子のために (2) (角川コミックス・エース)

夢で見たあの子のために (2) (角川コミックス・エース)

夢で見たあの子のために (2) (角川コミックス・エース)

作家
三部けい
出版社
KADOKAWA
発売日
2018-05-02
ISBN
9784041068373
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「夢で見たあの子のために (2) (角川コミックス・エース)」のおすすめレビュー

『僕だけがいない街』作者の新作は、“双子”と“復讐”をテーマにしたサスペンス!

『夢で見たあの子のために』(三部けい/KADOKAWA)

罪を犯したら 必ず罰が下るの。 大切な人も巻き込んで。

 大ヒットマンガ『僕だけがいない街』の作者・三部けい氏の新作『夢で見たあの子のために』(KADOKAWA)が盛り上がりをみせている。前作では、主人公が時間を遡る能力を持ち、それを利用して過去の事件と向き合う仕掛けだったが、今作では双子の兄弟による視覚・痛覚の共有が作品の肝。これが双子の強固なつながりの証であり、謎に包まれた事件の真相にたどり着くための鍵にもなる。

 主人公の中條千里(なかじょう せんり)は、5歳のときに自分以外の家族を惨殺されて以来、双子の兄・一登(かずと)を殺した犯人に復讐することだけを考えて生きている高校生。その目的を果たすため、詐欺と暴力によってお金を貯めてきた。そんなある日、TVで取材されていた工場に、一登を殺した犯人と思しき“火の男”が映っていたことから、彼の復讐劇が幕を上げる。

 ヒロインの恵南(えなん)は、千里と同じ児童養護施設で育った女の子。父親が殺人容疑で逮捕され、母親は自殺している。冒頭に引用したのは、…

2018/6/29

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夢で見たあの子のために (2) (角川コミックス・エース) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

mitei

中々壮絶な過去だな。

2020/04/04

JACK

☆ 幼い頃、千里は両親を殺され、双子の兄である一登を誘拐された。千里と一登には目を閉じると相手が見たものが見える視界の共有という不思議な力があったが、やがてその視界の共有も途絶えてしまった。一登も殺されたのだ。それから千里は復讐だけを考えて生きてきた。犯人「火の男」を殺すために悪事を繰り返して大金を貯めるが、そこで事態は思わぬ方向へ動き出すのだった。「人殺しを探す金は汚くていい」、「幼い頃の自分に、側にいて欲しいって思ってもらえる自分になりたい」の台詞が印象的でした。これからの展開に期待が高まります。

2018/05/05

あこさん

うおー、やっぱり一登生きてたーよかったー!…のか?この作者さんはどんでん返しの連続なのでつい疑ってしまう。一登が生きてたことで千里に生きる希望が持てるといいんだけど。いちばん高いところに行けるように「一登」いちばん遠いところに行けるように「千里」なんて素敵なネーミングなんだ。ドキドキハラハラな展開の中に優しさや愛がちらほら。いい作品だ、買い揃え候補だな。

2018/07/01

トラシショウ。

「ずっといっしょだと思ってたのに」「おれだけいきのこっちゃった」。「奪り返し屋」として金をせしめた筈の板倉の本性を見誤り、罠にハメられ拘束されながら、千里の中に一登との懐かしい記憶が去来する。一登を、両親を殺した「火の男」に追いつく為の大金を巻き上げられ、それでもそこから「奴」への足がかりを探る千里に、「本職」の加東、施設からの幼馴染の恵南の二人からの「(自分には)決定的に足りないものがある」と言う言葉が突き刺さる。記憶を辿り、あの日の鉄塔で一夜を明かす千里の「夢」に現れたのは・・・(以下コメ欄に余談)。

2018/05/03

しましまこ

こうでなきゃ!

2018/05/03

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