読みたい本がここにある

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

デカルコマニア (角川文庫)

デカルコマニア (角川文庫)

デカルコマニア (角川文庫)

作家
長野まゆみ
出版社
KADOKAWA
発売日
2018-07-24
ISBN
9784041069158
amazonで購入する Kindle版を購入する

デカルコマニア (角川文庫) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

佐島楓

風変りな題名に惹かれて手に取った。思ったよりも物語の世界に入っていくのに時間がかかった。読了しても著者のたくらみをつかみ切れていないなと感じる部分が多く、解説が理解の一助となった。

2018/08/08

エドワード

まさにメビウスの輪!一読では解らず、二度目はメモを取って読んだが、完全には理解出来ていない。でも雰囲気は解る。映画でも時々あるね、雰囲気だけ楽しんで帰ること。主要な舞台は20世紀のイタリア?っぽい街。貴族や漁師や灯台守がいる時代。そこへ23世紀から未来人が漂着する。タイムマシンはハコブネだ。SFと中世のハーモニーが創り出すめくるめく世界。未来人と記述されていない、意外な人物が未来人だったりする。少年少女の髪や瞳の描写が「読む少女漫画」だ。小谷真理さんも書くとおり、私も即座に竹宮恵子の絵が脳裏に広がったね。

2019/08/06

時間の上を行きつ戻りつしながら生きる一族の物語。時間旅行装置《デカルコマニア》に乗って未来からやって来る者たちと時間の中を渡り歩く者たち。語り手はいつだって本当のことを言っているつもりで、だからこそ真実にはなかなか手が届かない。ぐらぐらと脳みそを揺らしながら、時間と空間の坩堝に呑み込まれてゆく。始まりから終わりまでたいへん長野まゆみ的で大満足。新世界やカルトローレの匂い。読み終わった後、家系図を書くのが楽しかった。

2019/01/15

Kei.ma

長野まゆみさんが組み立てる積み木は、時間や知識など飛び越えているから、一つ一つのパーツが自在に形を変える。だから、ミラクル、面白い。とはいえ、読者としてみれば、時が300年間も行ったり来たりするし、同じ人物であっても名前の表現がクルクル変わるから、mapや年譜などの作成が欠かせない。努力の甲斐あり、鳥類図鑑さんがボクのパパと知れた時、たったこれだけのことでクロスワードを解いた気分になる。デカルコマニア、このテクノロジーさえあれば、私も吉宗公に目黒のサンマを差し上げることができるかもしれない。

2019/04/21

hana.

カッコ書きの多い説明過多な文章がどうしても読みづらくなかなか進まない。けれども、2章に入ってからはシリルの言うとおり慣れてきたのか少し読むペースが上がってきた。しかし過去へ行って未来へ行って、誰が誰だか分からなくなって、翻弄されているうちに読み終わる。長野氏は細部の表現を丁寧にする人だから余計に全体がぼんやりとしてくる。一度の読了では理解が難しかった。そして、相変わらず性をほのめかす隠喩を入れたがるのはどうしてなのか。そっちの話も好きだけれど、こういう話には無理に入れないほうが気持ちよく読めるのにな。

2018/07/25

感想・レビューをもっと見る