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生き残り

生き残り

生き残り

作家
古処誠二
出版社
KADOKAWA
発売日
2018-07-27
ISBN
9784041071076
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生き残り / 感想・レビュー

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おかむら

古処さんの新作は「中尉」「いくさの底」に続いてまたビルマ戦記。戦争末期、転進と言う名の撤退中にとある傷病兵部隊が全滅。一人残った兵隊に疑惑の影。ミステリー要素もありますが、もう古処さん、来れるやつだけ付いて来い的な独特独自の世界観。渋いわー! ビルマ腐れの足を引きずりながら雨季のぬかるみ道を歩いてる気持ちになりながら読みました。

2018/10/13

aloha0307

太平洋戦争末期 敗色濃厚の北ビルマ戦線 軍装備・食料も枯渇 転進という名の撤退...心身ともに限界の過酷極まる場面は緊張感がピークで高止まりでした。疑心暗鬼が利己主義に陥り、心が荒みきっていくのは人間の原罪か。終章で明かされる動機と兵隊の論理には驚愕してしまう。主人公:森川上等兵はどうなった? それを読みこなせなかったのは残念です。

2019/02/03

タカギ

すごい…久しぶりに頭がパーンとなる衝撃を受けました。『いくさの底』も我が目を疑ったけれど、ミステリ色は今作のほうが強い気がします。苦しい戦況の下では、誰もが利己的で、でも一人では生き残れる確率は低いという矛盾。ビルマ人の親切にすがりながら、同じゲリラを恐れる矛盾。辛い場面も多いですが、読むべき物語だと思います。マンダレーがミャンマーの都市だと知って、びっくりしました。『レベッカ』ね。無知とはこのこと…恥。

2018/10/08

Hisasi Hasida

「他人だからです」一言の重さが、このお話の肝なんやろなぁ~ッ !! って、思ったお話 。。。

2018/12/20

遊々亭おさる

太平洋戦争時のビルマ。マラリアやビルマ腐れを患う傷病兵たちは中隊から離れての転身を余儀なくされる。見習士官の指揮のもと、マンダレーまでの道を進むがゲリラの襲撃時にひとりの兵隊が謎の死を遂げる。いっぽう、イラワジ河の渡場で他者を拒む鎧を身に付けてひとり佇む上等兵の姿が…。平和を貪る現代においては狂気の沙汰でしかない論理も戦場に立てば疑う事なき真理に変わる。戦場で命を散らした多くの兵隊さんたちはこのような思いに殉じていたのか。ミステリ的などんでん返しの驚きを身に付けて、極限状態での人間の心模様を綴る戦争文学。

2018/09/09

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