キャラ立ち民俗学 (角川文庫)
キャラ立ち民俗学 (角川文庫) / 感想・レビュー
ぶち
表紙の絵は、天狗にハマったみうらじゅんさんが生み出したピングーならぬゆるキャラ"テングー"です。さすがアーティストです(笑)。 みうらじゅんさんが掬い上げた"変なもの"にスポットを当てた民俗学の原点のようなエッセイです。 神話や古い宗教的な生き残り(即身仏、天狗、道祖神、地獄めぐりなど)、各地の伝統文化の生き残り(海女、鍾乳洞、菊人形、飛び出し坊やなど)、昔のおもちゃ(ゴム蛇)...誰も気にしないようなものを収集し、考察し、絶滅を危惧するみうらじゅんさんの視線に熱いものを感じるエッセイです。
2023/06/13
井月 奎(いづき けい)
いやあ、すごいなあ、あこがれるなあ。自分のことを冗談に落とし込んでいますけれども、仏像=フィギア、仏像から派生したゆるキャラなど鋭い考察をした著者の「民俗学」、一つの考察として、仮説の肉付けとして有用じゃないですかね。そんな深い考察と気づきとともにきわめて下品な冗談、ダジャレが機銃掃射のごとくにたたみかけてきます。いろいろとすごい人で、面白い本でした。まあ、みうらじゅんにハズレなし、ですからね。
2023/03/05
manamuse
墓参りをするたび墓マイルが貯まる…海女さんをAMA(発音は出来るだけ曖昧に)と呼びグッズを集める…ちょいちょい出てくる勝手に観光協会←昔よく観てたな〜。等等、爆笑・失笑が止まりません。次は「いやげ物」を読んでみたいと思います!
2023/07/01
カツ
なんかタイトルと内容があまり合致していなかったけど面白かったのでまぁいいか。みうら氏は仏教に造詣が深いなと思っていたけど幼い頃から仏教が身近にあったという事で納得。そして、相変わらずのネーミングセンスの良さにシビレる。
2022/02/16
ふろんた
キャラ立ちでなくキャラ勃ちだった。前にもこんな感想書いたような…。
2019/09/02
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