読みたい本がここにある

Facebook Twitter LINE はてブ

はだれ雪 下 (角川文庫)

はだれ雪 下 (角川文庫)

はだれ雪 下 (角川文庫)

作家
葉室麟
出版社
KADOKAWA
発売日
2018-08-24
ISBN
9784041073841
amazonで購入する Kindle版を購入する

あらすじ

赤穂事件に端を発し、扇野藩にお預けの身となった旗本・永井勘解由。紗英は勘解由の監視役ながら、彼のやさしさに惹かれてゆく。だが身分を隠した大石内蔵助が訪ねてきて――扇野藩に、静かに嵐が忍び寄る。

※本書は、2015年12月に小社より刊行された単行本を上下に分冊の上、文庫化したものです。

はだれ雪 下 (角川文庫) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

ユメ

上巻は、大石内蔵助らのことを義のために死ぬ男だと捉えていたが、読みが浅かったとしみじみ思う。彼らは「どう生きるか」を突き詰めていたのだ。討ち入りを決行することによって今世では命を落とそうと、義を貫けばその精神は子々孫々語り継がれ、永い時の中で生き永らえる。忠臣蔵の物語が今でも愛されていることを思うと感慨深い。そして、討ち入り後の勘解由の生き様も見事だった。「武士たれども、ひととしてひとを慈しむ思いがなくてはならぬ」という言葉が忘れがたい。この物語が史実であればよかったのに、と思わずにはいられなかった。

2018/12/15

さよちゃん

良かった!下巻は一気に読んじゃいました。紗英さんが素晴らしい。妻として凛とし そして母は強し!討ち入りを果たしたこの時期に読めた事も良かったのかも知れません。読み終えた今もまだ余韻が残っています。討ち入りを果たした後 勘解由の立場を案じて内蔵助がとった行動やまた吉良上野介側の武士の協力、そして勘解由を密かに助けようと尽力を尽くす人達。心を尽くすこととは…人としてどうあるべきか?すごく素敵な作品を読めた事嬉しく思い 同時にもう葉室さんの作品が読めないんだなって改めて残念にも思います。はだれ雪の題名に納得。

2018/12/17

ギンちゃん

鮮やかで華々しくすらある散りいく者、美しくもなく汚泥にまみれても生を全うしようとする者、その在り方にどうしようもなく魅せられる。人と人の不可思議にも思える縁、己の中に見つける『こう在りたい』という心情。どれもが、それぞれの生き方であったのだろう、と思う。 今の自分の生き方を考え、照らしながら読み進められた作品でした。

2018/12/22

やじかな

一気に読んでしまいました。 勘解由が脱藩する際、浅野家と吉良家の家臣が協力しあうところなど、武士とはどうあるべきか、仇討ちを繰り返すだけが武士の生き方ではない、というようなことを考えさせられます。 忠臣蔵は、誰もが知っているストーリーなだけに、どうフィクションを加えていくのか、難しいところだとは思いますが、勘解由、紗英、弥九郎、信家など、心ある人たちが己の生き方を貫き、幸せな結末になる、というのが、本当に良かったです。さすが、歴史小説の名手、葉室さんです。新作が読めない、というのが本当に残念でなりません。

2018/11/08

Y.yamabuki

武士のとるべき道、武士の妻としての道とは何か?と考えながら勘解由と紗英がとったのは、人としての道といえるものなのかもしれない。自分の利益のためや、上役や家への過度の忖度などではなく、その時々正しいと思った行動をとること。勘解由と紗英だけではなく、勘解由を助けた吉良家の家来や武士ではない使用人のなかや松蔵も自ら考えて行動した。

2018/10/17

感想・レビューをもっと見る