県警猟奇犯罪アドバイザー・久井重吾 パイルドライバー (角川文庫)
県警猟奇犯罪アドバイザー・久井重吾 パイルドライバー (角川文庫) / 感想・レビュー
Bugsy Malone
漫画家の浦沢直樹さんとのコンビで有名な長崎さんの小説。「闇の伴走者」の醍醐シリーズも面白いが、退職した元刑事を主人公にしたこの小説も大変面白かった。様相の変わって行く猟奇殺人事件、警察のアドバイザーとなった主人公を巡る現職警察官たちの思惑、面白いのにタイトルで損をしているような気もします。なんと次作もあるらしいのでそれもポチッとな。
2020/09/17
シキモリ
引退した伝説の老刑事が難事件に挑む為に復帰―というシンプルな筋書きの警察小説を想像していたので、まさか国家レベルの国際問題まで風呂敷を広げるとは全く思わなかった。「闇の伴走者」同様に色々盛り込み過ぎて散漫な印象ばかり残るが、これが著者の作風と言われればそれまでか。特に15年前の未解決事件の真相は流石に取って付けた感が強過ぎる。久井の人物造形や中戸川とのバディ関係は好みなだけに勿体ない。テーマと登場人物をもっと絞り込めば、グッと物語が引き締まりそうなのだが…。余談:タイトルとサブタイトルもやはり逆の方が―。
2018/10/31
坂城 弥生
重い話だった。親の愛って結局なんなんだろう、と考える。子どもの異常性を認めることは多分難しいんだろうな。
2019/02/19
三代目けんこと
父親と子、『望み』同様に色々と考えさせられた。続編の『ドラゴンスリーパー』も文庫化を楽しみに待ちたい。
2019/08/18
み
タイトル読みした作品、初読みの作家さん。読み終わって解説を読んで腑に落ちました。読んでて像が浮かび易かったのです。お話しもキャラも楽しみました♪
2021/03/21
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