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不死蝶 (角川文庫 よ 5-43)

不死蝶 (角川文庫 よ 5-43)

不死蝶 (角川文庫 よ 5-43)

作家
横溝正史
出版社
KADOKAWA
発売日
2019-01-24
ISBN
9784041073971
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不死蝶 (角川文庫 よ 5-43) / 感想・レビュー

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coco夏ko10角

どちらも金田一耕助シリーズ。 『不死蝶』23年前殺人事件後に姿を消した容疑者、その女性と娘がブラジルから因縁の地にやって来るもまた事件が…。鍾乳洞がいい雰囲気出してる。このシリーズの良さが感じられて面白かった。 『人面瘡』は短編集で既読。

2022/02/23

marty@もぶおん学

「犬神家の一族」に続く長野を舞台とした作品で、金田一耕助も長野県警に一目置かれる存在に。とある町で対立し合う名家に若い男女があり、女性の方が悲恋の末に相手の男性の弟を殺した容疑をかけられ底無しの井戸に身を投げて自殺した。その23年後、ブラジルの億万長者の養女となった日系の娘とその母親が同じ町に保養のために滞在することとなったが、母親の方がかつて自殺をはかった女性と酷似していると噂が立ち、不穏な空気が流れる中、連続殺人に発展する。事件は「八つ墓村」のように鍾乳洞の中で起こるので、その雰囲気を楽しむ作品。

2023/11/23

芋猫

あれ…順番どおり「女王蜂」を読んでたつもりが、なぜか「不死蝶」を読んでいた…バカ!わたしのバカ!と嘆くものも程々にして、作品自体はなかなか緊迫感があって面白かった。ブラジルの富豪の養女となった美女が、祖国の日本に旅行に来るという設定も、いつもと違う空気感。併録の「人面瘡」も不気味で味があった。耕助シリーズは、孫の事件簿のようにサスケ系のとんでもトリックは出てこない分、人間ドラマがドロドロですね。

2022/10/28

ミキ

2021-40:不死蝶は金田一耕助の推理が冴えるという感じのストーリーではなかった。人面瘡の方は短いながらも意外な真相があり面白かった。

2021/03/22

アオノ

杉本カバーで改版。いつの間に。『あたしはいつか帰ってきます。蝶が死んでも翌年また美しく甦ってくるように』謎の言葉を残して洞窟の奥の井戸へ消えた女。それから23 年、彼の地を訪れた美しい親娘と女の関係は。一方、金田一の元には事件に近づくなという脅迫状が…というわけで、冒険ありロマンスありでまさに2時間ドラマな内容です。併録の人面瘡は岡山の静養先で金田一がいつもの如く奇怪な事件に遭遇する短編。どちらも悪くはないのですが凡作で、何故これが改版されたんでしょうか…まずは、蝶は蝶でも蝶々殺人事件を出して欲しいなあ。

2019/11/02

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