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灰の轍 警視庁文書捜査官 (角川文庫)

灰の轍 警視庁文書捜査官 (角川文庫)

灰の轍 警視庁文書捜査官 (角川文庫)

作家
麻見和史
出版社
KADOKAWA
発売日
2018-11-22
ISBN
9784041074008
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ジャンル

灰の轍 警視庁文書捜査官 (角川文庫) / 感想・レビュー

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absinthe

やや残念な結果に。麻見さんは大好きだがこのテーマに向いてなかったかもしれない。文書捜査官にも不似合い。専門用語を知っていると、犯人、動機、背景はすぐにわかってしまう。問題は犯人がわかり易すぎることより、背景が世俗的で犯罪の背景に想像の余地が残らないこと。読者にあれこれ空想させるのも作家の務めだ。このシリーズは、浮世離れした世界観を持つ犯人像に似合ってる気がする。本作のテーマなら、池井戸さんがやったら名作になったかも。

2019/03/04

KAZOO

麻美さんの本も出るとすぐ読む習性になっています。このシリーズも3作目で、この部門での事件のかかわりにかなり苦労されているのではないかという気がしました。パソコンの文字などからいろいろ証拠を集めようとしますが、なかなか思い通りには・・・・。最近企業からみの話が多いのはマスコミでの影響ですかね。この部門も上司の管理官が嫌っているようでどのようになるのか、あるいは管理官の過去がらみの話が出てくrのでしょうか?

2018/12/03

タイ子

文書捜査官シリーズ(何作目だっけ)。今回からIT系に強い若者が一人加入。ドラマの影響で解読班のメンバーを俳優陣に変換されながら面白く読了。班長の鳴海理沙が積極的に外回りに出始め何だか活気の様相を見せ始める。75歳の男性が殺され、奇妙なメモがあったところから文書解読班の出動と相成り、そこから地道な捜査が始まる。連続殺人に発展し混迷した捜査から意外な事実が…。鳴海理沙の文字に対する執着さが日本語の難解さを改めて知らしめてくれる。日本語って使い方によって怖くも面白くもなるんですね。

2019/01/05

sin

キャラクターに好感の持てる文書解読班ではあるが、作品の中で危ぶまれる存続意義と同じくらい、捜査に於ける部署の役割の必然性に疑問を抱かずにはいられない。文書を手がかりにして事件を読み解くスタイルはありだが、毎回それだけで解決に導くことは出来ないため、作中批判されるように聞き取り捜査で解決に近付いて行かざるを得ないようで、裏方は裏方で良しとせず犯人逮捕にまで迫ろうとするからか筋立てが窮屈に感じてしまう。

2018/12/05

坂城 弥生

守りたいものがあったから邪魔者を殺害した。そういうわかりやすい図式の事件だった。ただ、目先のことしか考えて無いとことも追い詰められた人間の取り易い行動なんだろうなぁと。

2021/07/26

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