KADOKAWA Group

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黒いピラミッド

黒いピラミッド

黒いピラミッド

作家
福士俊哉
出版社
KADOKAWA
発売日
2018-10-31
ISBN
9784041074404
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黒いピラミッド / 感想・レビュー

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starbro

毎回受賞作を楽しみにしている、日本ホラー小説大賞、今回で残念ながら単体の賞としては最後かつ初めて2作の受賞でした。まずは本書から。エジプト、ピラミッド物は大好きなので、一気読みしました。著者の古代エジプトの知識は豊富かつ正確で安心出来ますが、サハラ砂漠のざらざら感がもう少し欲しかった気がします。来年以降、本賞は横溝正史ミステリ大賞と統合されることになったようです。⇒大変残念。

2018/11/13

モルク

最後のホラー大賞の大賞受賞作品。エジプトでの女子学生墜落死から始まり、この人が主人公かと思っていた人が次々と死んでいく。これは呪いなのか。アンクの謎を追って舞台が日本からエジプトに移る頃からペースアップし読み手をとらえこむ。そして著者はエジプト研究の専門家らしく古代エジプトや神々など知識や情報をわかりやすくは伝えてくれているので、とても読みやすい。

2019/04/29

★Masako★

★★★+第25回ホラー大賞受賞作。「ぼぎわん~」以来数年ぶりの大賞だし、古代エジプト、ピラミッド、呪い…魅力的なワードにワクワクしながら読んだ♪聖東大古代エジプト研究室に犬のマスクを被り教授を撲殺し自殺した講師の二宮。「あのアンクは呪われている…」二宮の最後の言葉を聞いた同期の日下美羽は、手にした者を狂わすアンクを持ってエジプトへと向かう。そしてたどり着いた謎の黒いピラミッドには…。ホラー(弱め)×冒険活劇、映像が目に浮かびやすく面白かった♪ただ、短くて説明的な文章が多く、読みにくさを感じたのが残念💦

2018/12/05

Akihiko @ VL

福士俊哉さん初読。日本ホラー小説大賞受賞作。私の中で古代エジプトと言えば"初代 遊戯王"というところに帰結する。千年アイテム、闇のゲーム、三幻神などなど。だから死霊や悪霊と言ったホラーコンテンツよりも、決闘や宝探しのようなゲーム性に期待の目を向けてしまう。だが、結果としてそれは間違いではなかった。本作はホラーを意識して読むと肩透かしを食らうかもしれない。どちらかと言えばエンタメ志向に天秤が傾いている。抜きん出たものはないかもしれないが、一定水準以上の面白さは有しており、読み物としては上々だった。

2019/01/26

keroppi

最後の「日本ホラー小説大賞」大賞受賞作。「ぼぎわん」の次は「アンクの呪い」が襲う。主要な登場人物かと思われた人々が次から次へと死んでいくホラー全開の前半。エジプトの遺跡を探求する冒険活劇風の後半。さすが、エジプト遺跡に長年関わってきた作者だけのことはあり、どちらかと言うと古いテーマをグイグイ読ませる。全然違うけど、ふと、昔やっていたTVドラマ「恐怖のミイラ」を思い出してしまった。(知ってる人ほとんどいませんよね) さぁ、次は「祭火小夜の後悔」に進もう。

2018/12/13

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