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皇室、小説、ふらふら鉄道のこと。

皇室、小説、ふらふら鉄道のこと。

皇室、小説、ふらふら鉄道のこと。

作家
原武史
三浦しをん
出版社
KADOKAWA
発売日
2019-02-27
ISBN
9784041076682
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あらすじ

あるとき、会議中に原さんが猛然としゃべりだした。とある鉄道の本について、熱く熱く語っているのである。「いや、そんな細かい部分、ここにいるだれもわからんがな」と呆気に取られつつ、私は深く納得した。
なーんだ、ただのオタクだ!
そこからなにがどうなって対談をすることになったのか、いまいち記憶が定かではないのだが、小説や天皇制や鉄道について、二人で好きなようにしゃべったのが本書だ。
私と同様、門外漢のかたにも、肩肘張らずにお読みいただける内容になったのではないかと思う。
――三浦しをん(「まえがき」より抜粋)
   *
三浦さんが女性作家として、時にびしっと本質を衝く意見や質問をされることに、思わずはっとさせられた。
「社会全体の中で女の人をどう位置づけるかは、学校教育も政治家も何も考えていないような気がします。」
「アマテラスは女性の神様ですが、その子孫であるとされる天皇家は、なぜ女系を採用しなかったんでしょうね。」
学者でない人々、とりわけ女性との対話を積み重ねることで、自らの学問が鍛えられてゆくことの大切さを、改めて思い知らされた次第である。
――原 武史(「あとがき」より抜粋)

「皇室、小説、ふらふら鉄道のこと。」のおすすめレビュー

皇室の真面目な話からトリビア的なゴシップまで! 政治学者・原武史と作家・三浦しをんが語る、時代の変わり目に知っておきたいこと

『皇室、小説、ふらふら鉄道のこと。』(原武史、三浦しをん/KADOKAWA)

 まもなく平成が終わる。昭和天皇の崩御によって昭和から平成へと時代が変わった時とは違い、今回は今上天皇が「生前退位」されることを受けての元号改定。「未知」の元号へのカウントダウンを客観的に考える余裕があるという面では、30年前とは状況が大きく違うといえるだろう。

 実際、テレビや雑誌、ネットでも「天皇制」や「年号」の仕組みに関して特集が組まれ、関連書籍も続々出版されている。なかなか何をチョイスするのか悩むところだが、このほど登場した『皇室、小説、ふらふら鉄道のこと。』(KADOKAWA)は、ふわっとしたタイトル通りのゆるいテンポで、皇室についての真面目な話からトリビア的なゴシップ(&鉄道、小説)まで教えてくれる不思議な一冊だ。

 本書は、政治学者・原武史さんと人気作家の三浦しをんさんによる対談をまとめたもの。朝日新聞の書評委員会で一緒だったことが縁で親しくなったというお二人の対談を企画したところ、はじまってみれば今上天皇が「生前退位」のご意向を示し、平成が終わることになると…

2019/2/28

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皇室、小説、ふらふら鉄道のこと。 / 感想・レビュー

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のぶ

原武史さんと三浦しをんさんの5回にわたる対談を纏めたもの。自分は原さんの事をほとんど存じ上げないので、しをんさん目当てで入手した本だったが、内容は面白かった。タイトルに皇室、小説、鉄道とあるが、皇室に関しての話題がほとんどで、小説と鉄道についてはほとんど語られていない。それでも硬いものにならなかったのは、聞き役に回ったしをんさんの力によるものが大きいと思う。本人自身皇室問題にかなりの知識を持っていたし、難しい問題にもユーモアを交えて返していて、自分自身も皇室に対して親近感を持った本だった。

2019/03/17

おかむら

珍しい組み合わせの対談集だが意外とオタク気質で気が合う二人。7割は皇室(天皇)の話。中でも大正天皇のお茶目なエピソードは読みどころ。フレンドリー! 興味持たれた方は原さんの「大正天皇」を是非。そして大正天皇の奥さま、貞明皇后のなんだか怖い部分も興味をそそる。「皇后考」も読みたいんだけど分厚い本なのよねー。でもいずれ読むぞ! 三浦さんが眞子さま報道で相手の職業や稼ぎだけがなぜ 問題になるのか、女性も稼げばいいではないかと言ってて、確かにその通りだわ!

2019/03/15

jamko

書店で出会ったこの本が面白すぎた。天皇史の研究者であり鉄オタな原武史先生と三浦しをんさんの対談本。血統主義ならむしろ女系にすべきでは?そもそも皇室をなくせないの?内親王の結婚についてのシステム古過ぎない?などなど切れ味鋭い三浦さんのツッコミ対する原さんの、神功皇后の伝説とそれに縋った貞明皇后(昭和天皇の母)の政治介入、現政権の天皇観、近代に作られた「伝統」、生前退位の衝撃と過去例など、古事記から現代までぽんぽん時代を飛びながら出てくる話題の異常な豊富さと時折噴出する鉄原理主義!面白すぎるー!

2019/03/17

冷や中

原先生は想像以上の鉄っちゃんだったし、しをんさんは相変わらずで、かの御方が年若であったことを「ちびっこ」と呼んだりww しをんさんの紹介で親しみやすいと思っていた原先生だったのが、ご専門の皇室の方面の話になると、一転、あわあわしながらついていく状態(このときしをんさんは終戦後の巡幸に集まる人々をGLAYの野外魂やライブでの一体感に例えたりしているw)。 テツ原理主義者w原先生の「シン・ゴジラ」での推しポイントは横浜・洋光台の公団住宅が映った場面だそうでw。 私の期待したしをんさんがここにいました。

2019/03/19

まやか

たいへん面白かった。頭の良いひと同士の会話って、知識に裏打ちされた連想に次ぐ連想が素晴らしく、読んでいてとても楽しい。けれど、この本を周囲の友人知人に薦めたいかと問われると、尻込みする…どこで何が触れるか分からないからな…。

2019/03/16

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