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ドクター・デスの遺産 刑事犬養隼人 (角川文庫)

ドクター・デスの遺産 刑事犬養隼人 (角川文庫)

ドクター・デスの遺産 刑事犬養隼人 (角川文庫)

作家
中山七里
出版社
KADOKAWA
発売日
2019-02-23
ISBN
9784041077948
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ドクター・デスの遺産 刑事犬養隼人 (角川文庫) / 感想・レビュー

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イアン

★★★★★★★☆☆☆2020年に映画化された刑事犬養隼人シリーズ第4段。少年からの通報をきっかけに末期患者への投薬による連続殺人が発覚する。〝ドクター・デス〟を名乗る犯人の行為は、救済者による慈悲か、享楽殺人者による蛮行か。これまでも本シリーズでは臓器移植や子宮頸がんワクチンなどの医療倫理を扱っており、今作では安楽死の是非を読者に突き付ける。世論を二分する重いテーマだが、どこかネットの書き込みレベルに終始している気がするので、もっと双方の議論を掘り下げてもよかった。今回も女の嘘に騙される犬養が少し可愛い。

2022/07/05

ナルピーチ

シリーズ4作目は現代医療の抱える“闇”に争点を当てた問題作。今回の敵は「ドクター・デス」と名乗る死の医者。治療法がなく痛みと苦しみを余儀なくされた患者に残された最終手段。それは法外的措置による安楽死。死を求める人々の為にドクター・デスは行動に移していく…。今回も医療を絡めた重い題材。日本の法律では安楽死は合法化されておらず、患者が死を望んでもその行為は殺人となる。自分が同じ立場になった時にどう考えるのかまったく想像できない。終末期医療の現状について今後どんな法改正がされていくのか、難問が突き付けられる。

2023/02/03

安楽死という事についてすごく考えさせられた。今現在では日本では安楽死は認められていないけれど、もし、私の肉親が病に倒れて死ぬまで苦痛が続いたとしたらと考えると私も安楽死という手段をとってしまうかもしれない。自分自身がそういった事態に陥ってしまった場合、私は認められているならばその手段を願うと思う。本書の終盤で書かれている事態に陥った場合、私も犬養と同様にしてしまうと思いました。

2021/04/18

キムトモ

安楽死を題材にしたお話。ラス2からの章がおお👍✊〜〜とさせる。犯人を主役にし安楽死活動までに至るストーリーを軸に終盤犬養刑事と対決していくってストーリーならもっと唸ったのになぁ〜〜が感想🤔犬養シリーズはこれで完読…筆者のキャラではやはり渡瀬警部の方が魅力があったかなぁ〜〜がシリーズ全体の感想です👍(ノ-_-)ノ~┻━┻次は違う流行作家さんを読もうと📚

2020/04/09

SJW

刑事犬養隼人シリーズ第4弾。ドクターデスは20万円で安楽死を請け負う医師で、犬養刑事がそれを追うがなかなか尻尾をつかむことができない。自分は読む前は安楽死を否定していたが、読み進めるにつれて場合によっては必要と考えるようになった。でもその法律ができたら、悪用する者が出てくるので、当面変えられそうにない。どんでん返しが今回は少なかった。

2020/01/23

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