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はんぶんこの、おぼろくん

はんぶんこの、おぼろくん

はんぶんこの、おぼろくん

作家
犬飼鯛音
志村貴子
出版社
KADOKAWA
発売日
2019-03-28
ISBN
9784041078334
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はんぶんこの、おぼろくん / 感想・レビュー

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よっち

高校生になった小春が生まれて初めて恋をした隣の席のおぼろくん。体は男の子で心は女の子の彼のためにどうにかしようと奮闘する青春小説。隣の席なのに鏡越しに眺めるだけだったおぼろくん。偶然女装して歩くおぼろくんの姿を知ったことで始まった密かな交流と、想いを伝えられないまま募らせてゆく小春。小春の兄と小春の親友・鮎子の普通の恋が描かれる一方で、当たり前が優しくない世界にはどうにもならないこともあって、理解するのはなかなか簡単なことではないですが、乗り越えて再び向き合おうとする二人の関係を応援したいと思いました。

2019/04/30

なみ

"だって、おぼろくんはおぼろくんじゃないか" 痛くて切なくて、どこまでも強い感情を秘めた叫びが、心に深く響いた。 小春ちゃんのその想いは、恋じゃなくて、きっと恋より素敵な何かだと思う。 読み終えた本を閉じて、願った。 世界がもっと、優しくなればいいのに。

2019/04/16

きのこ

「私は、やるときはやる引っ込み思案なのだ!」(p.191)

2019/09/27

まめもやし3

小春の想い人はトランスジェンダー。それでも、恋心は止まらない。男と女だけじゃないって、難しい。

2019/04/22

kogufuji

毎日ガラス窓に映るおぼろくんをじっと見ているだけだった小春ちゃん。見ているだけからあることをきっかけにおぼろくんと少しずつ関わり始める。知れば知るほど小春ちゃんは寂しくなったり苦しくなったり悲しくなったりする。おぼろくんだって悩んだり励まされたり傷ついたり慰めたりする。小春ちゃんは素敵な恋をしたと思う。

2021/11/06

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