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こうして誰もいなくなった

こうして誰もいなくなった

こうして誰もいなくなった

作家
有栖川有栖
出版社
KADOKAWA
発売日
2019-03-06
ISBN
9784041078549
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こうして誰もいなくなった / 感想・レビュー

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starbro

4月の第一作は、新作をコンスタントに読んでいる有栖川 有栖の最新作です。長編かと思いきや、ショートショート、中短編のごった煮でした。オススメは表題作のアガサ・クリスティのオマージュ作『こうして誰もいなくなった』&再読の少年探偵団オマージュ作『未来人F』です。

2019/04/01

中原れい

詩のようなものから推理まで、2ページのものから中編まで、作者の言う通り「見本市」的な1冊。どれも楽しかったけど表題作が色々びっくり。「アリス」好き^^

2019/03/29

紅はこべ

新本格派はいろんなオファーに応えることが求められて、器用でなくてはやっていけないね。表題作と「怪獣の夢」、ある意味政治的社会的。謎解きも社会派になり得る。表題作はポワロがあの事件に出会ったらって感じ。作家アリスがアリスのパロディを書く。一番好きなのは、「本と謎の日々」シリーズ化したら、成風堂シリーズのライヴァルになりそう。

2019/12/30

mariya926

図書館にあったので借りてきました。実はこの作家さんは初です。最初は何か一つのテーマで流れているのかな?と思いつつ読みましたがそうでもありませんでした。一番面白かったのは書店ミステリーの「本と謎の日々」明智小五郎が出てくる「未来人F」そして「こうして誰もいなくなった」です。特に明智小五郎のは話し方もその通りで上手いなと思いました。アガサ・クリスティは読みたいのですが未だに手に入っていません。こうして誰もいなくなったはミステリーとして誰が犯人なのか推測しつつ読めたので面白かったです。

2020/02/28

黒猫

そして誰もいなくなったに勝るとも劣らない圧巻の本格ミステリ。創造性は比較してはならないがまさに再解釈という言葉がぴたりと当て嵌まる完成度で、原作を初めて目にしたときの感動が蘇るような甘美な時間を過ごせた。前半の多ジャンル短編はそれなりに楽しめ、改めてミステリが性に合うと認識。この性分については私の奥深くに眠る残忍さが人の死を求めているのでは…と不安に苛まれることもあった。そこに本書の「ミステリは健全な者のための娯楽」という文字が矢の如く突き刺さって私の中に残り、今後の読書人生を支える柱となっていくだろう。

2019/04/22

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