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運命の恋 恋愛小説傑作アンソロジー (角川文庫)

運命の恋 恋愛小説傑作アンソロジー (角川文庫)

運命の恋 恋愛小説傑作アンソロジー (角川文庫)

作家
池上永一
角田光代
中島京子
村上春樹
山白朝子
唯川恵
瀧井朝世
出版社
KADOKAWA
発売日
2019-06-14
ISBN
9784041078716
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ジャンル

運命の恋 恋愛小説傑作アンソロジー (角川文庫) / 感想・レビュー

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ミカママ

「運命の恋」使い古された言葉であるが、その真髄を見事に名手たちが体現してくれた。何十億分の一同士が出逢い、寄り添い絡み合い、一本の糸として紡がれていく。まさに奇跡だよなぁ、としみじみ我が身を振りかえりつつ。佳い短編集だった。

2021/03/03

じいじ

村上春樹の金看板に、トリは唯川恵がつとめる6篇のアンソロジー。角田さんの【誕生日休暇】は、恋人と別れた傷心の女が、休みを取ってハワイ島へ一人旅に行くお話。【僕の愛しい人】は、まさに運命の恋と言える小説だ。少しホラーがかっていて、唯川さんらしい一篇です。私は、まったく名前も知らなかった作家・池上永一の【宗教新聞】が気に入りました。軽妙な文章で、コミカルな恋のお話です。夏の炎暑を吹き飛ばす、気分転換には格好の一冊です。

2020/08/12

chantal(シャンタール)

有名な作家さんが並ぶアンソロジーだけあって、どのお話もとっても良かった!村上さんの短編は前にどこかで読んだ事があったけれど、今回の方がジンと来たなあ。新海誠さんが諳んじる事が出来るくらい大好きな作品だそうで。なるほど、それであの「君の名は。」のラストシーンなんだねぇ。あのシーン、良かったよねぇ。中島京子さんの「おさななじみ」もなんだかあったかくて、じんわり来るお話だったなあ。まさに運命の二人、幸せになってもらいたいなあって、微笑ましいお話だった。ああ、私もまだ、白馬の王子様、諦めてないんだけど、何か?😑

2020/12/14

M

たまたま手近に回って来たので読んでみた本。ベタなタイトル且つしょっぱなが村上○樹。想定内ながらまんまと鼻白み。食わず嫌いはいけないと自分を叱咤し鼓舞してもダメなものはダメ、ゾワゾワする、ごめん本当に村上○樹アレルギーなんだとつくづく。気を取り直すのもせいぜいしんどかったが、角田さんからはどれもなかなかユニークな話で、単純な恋だ愛だの切なさに留まらず、それぞれの人生の積み重ねや臭みや、そうした背景ごと感ぜられるストーリーばかりで楽しめた。

2020/01/29

羽雪*hane**

6名の作家による恋愛小説傑作アンソロジー。各物語それぞれに強烈な個性があり、洗練された手練れのストーリー展開を楽しめる。新海誠監督にとって原風景のひとつにもなっているほど多大な影響を受けたという村上春樹氏の短編から始まり、各々の作者の強烈な個性が光る。気がつくとショートであることを忘れるほどのストーリー展開に圧倒され、それぞれの世界観に没頭していく心地好さ。読書好きで良かったと至福に包まれる。ただ、技が光っているのだろうが、個人的に最終話だけはいただけない。瀧井朝世氏による解説とともに編集も素敵なセンス。

2021/04/05

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