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逃げ出せなかった君へ

逃げ出せなかった君へ

逃げ出せなかった君へ

作家
安藤祐介
出版社
KADOKAWA
発売日
2019-03-30
ISBN
9784041079454
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逃げ出せなかった君へ / 感想・レビュー

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ウッディ

ブラック企業で休みもなく働かされ、罵倒され続ける3人の同期の一人夏野が自殺する。それを止められなかった残された二人の後悔、殺伐とした日々の中で飲んだ一杯のビールの美味さで生き方を変える居酒屋店長、自殺現場に直行できなかった警察官、夏野の音楽で人生が変わった女性教師、奇跡のようにつながって行く物語が切なく、心を温かくする。何より「優しい人になれ」と言って育てた夏野の父の後悔が心に沁みました。命よりも大事なものなんてない、辛い時は逃げても良いという著者のメッセージが込められた一冊でした。とても面白かったです。

2019/07/13

utinopoti27

ブラック企業に入社した村沢、大友、夏野の3人。飛び込み営業の成績不振を上司から連日なじられ、罵倒され、人格まで否定され、ついに夏野が・・。彼はなぜ逃げ出せず、死を選んだのか。物語は村沢、夏野の父、現場に立ち会った警察官、女子高校生、居酒屋の店長、そして再び村沢と大友、それぞれの視点で綴る6つのシナリオを通して、過去に囚われない生き方に踏み込んでゆく。「人はナンバーワン(無敵)にならなくても、それぞれがオンリーワン(無双)なんだ」村沢に仮託した作者の熱いメッセージが心に沁みる。君の居場所はそこじゃない!

2019/09/08

モルク

まだブラック企業という言葉が浸透していなかった頃に入社した3人の同期。各章が微妙に繋がる連作。3年勤めあげればどこでも何でもできるは魔法の言葉。その前に身体、精神が悲鳴をあげる。成果があげられなければ罵倒され人格まで否定される。今ではパワハラだのうるさくなったからだいぶ改善されたけど以前は確かに結構あった。そして周りももう少し頑張ってみろという叱咤激励だった。そう「逃げ」てもよかったんだ!夏野の父親の気持ちが痛いほどわかる。そして「人生で2番目に旨いビール」とタイミングよく流れる「ピアノマン」に涙した。

2019/07/05

おしゃべりメガネ

ダメだ、コレは…。素晴らしすぎて涙が溢れ、所々で読めなくなってしまう作品でした。ブラック企業に勤めはじめた3人の同期が、色々あってから'再会'する話です。まずは何よりサラリーマン(特にルーキーや若手)に是非読んでもらいたいです。そして中間管理職も経営職の方も、しっかりと読むべき作品です。友情に悩む方、自分の過去を許せない方、前に一歩進めず悶々としてる方、あらゆる方が読んでも必ず救われる素晴らしい内容です。ドラマ過ぎると思うかもしれませんが、こういうドラマがあるからこそ、希望が持てるのではないでしょうか。

2019/05/01

ムーミン

無敵でなく無双。6つの物語の見事なリンク。面白く読めました。作者の力に脱帽。

2019/05/22

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