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藤澤清造短篇集 一夜/刈入れ時/母を殺す 他 (角川文庫)

藤澤清造短篇集 一夜/刈入れ時/母を殺す 他 (角川文庫)

藤澤清造短篇集 一夜/刈入れ時/母を殺す 他 (角川文庫)

作家
藤澤 清造
西村賢太
出版社
KADOKAWA
発売日
2019-07-24
ISBN
9784041079614
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藤澤清造短篇集 一夜/刈入れ時/母を殺す 他 (角川文庫) / 感想・レビュー

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東京湾

「僕達貧乏人には、それ自体もう安寧なんか与えられちゃ居ないんだからな。安寧なきわれらに、何んの秩序かこれ要せんやだ」貧窮への怨嗟、飢え乾く欲望、閉塞と孤独、とにかく金、金、金がほしい。大正文壇の片隅で顰蹙を買いながらも己の文士道を貫き、貧困と病と狂気の果て、日の目を見ることなく凍死した作家・藤澤清造。その魂がおよそ90年を経て、歿後弟子・西村賢太の編纂の元よみがえる。生々しい窮乏の有様と、それにどうにか抗わんとする精神の切実な叙述が印象的だった。貧窮の極限とも言える「母を殺す」が特に胸に残る。

2020/01/15

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